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舞台「ノラガミ-神と願い-」社を持たない無名の神、夜ト。 彼は1回5円でどんな依頼も受ける「デリバリーゴッド」として 日々暮らしていた。 夜トを仇敵と狙っていた武神・毘沙門天との長年の誤解が解け 桜の季節をもう少し待つ頃、依頼主である一人の青年と出会う。 青年の名は優流(すぐる)。 夜トの神器、雪音も交えて芽生える関係と 優流の依頼、そしてその先にある純粋な願い。 話さなきゃわからないこともある。 離さなきゃわからないこともある。 神々と神器、そして人の思いが交錯する春の邂逅。
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ノラガミ ARAGOTO黒いジャージにスカーフ姿の“夜ト”は、祀られる社の一つもない貧乏でマイナーな神様。 賽銭<5円>で人助けをする、自称”デリバリーゴッド”である。 交通事故に遭いそうになった夜トを助けようとしたことがきっかけで、 ”半妖(はんよう=魂が抜けやすい体質)”となった良家の令嬢・壱岐ひより、 さらに、夜トに拾われ、神様が使う道具“神器”となった少年“雪音”と共に、 人間に害を与える”妖”と戦いを繰り広げながらも、その三人の絆は深まっていた。 一方で、七福神の一柱(ひとり)で最強武神である“毘沙門”から命を執拗に狙われ続けている夜ト。 ふたりの間に秘められた過去、そして、因縁の対決の行方は…
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天官賜福仙楽国の太子・謝憐(シエ・リェン)は天賦の才を持ち、人々を救うことを志して修行を積み、飛昇し武神となった。しかし彼は二度も天界から追放されてしまう。 そして800年。謝憐は三度目の飛昇を果たした。しかし“三界の笑い者”といわれる彼に祈りを捧げる者は今やどこにもいない。謝憐は功徳を集めるべく、人々の住む下界に降りてこつこつとガラクタ集めをしながら、神官として出直すのであった。 ある日、謝憐はガラクタ集めの帰り道で、“三郎(サンラン)”と名乗る不思議な少年と出会う―