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アリスと蔵六彼女はそれまで“外の世界”を知らなかった。 初めて触れるモノ、初めて見る風景、そして初めて出会う人々……。 そんな“世界”の広がりに、戸惑い、驚き、目を見開く。 名前は紗名(さな)。 “研究所”と呼ばれる施設で、“外の世界”を知らずに生まれ育った少女。 しかも、あらゆる想像を具現化する——「アリスの夢」と呼ばれる特殊な能力の持ち主でもあった。 そして初めての“外”で、彼女はひとりの老人と出会う。 名前は樫村蔵六。「曲がったことが大嫌い」で「悪いことは悪い」という 頑固じいさん。 そんな蔵六との出会いが、紗名の運命を大きく変えていく。 紗名を追う謎の組織、次々と現れる能力者たち、そして心優しい人々との 出会い……。 世間知らずだった“アリス”は、鏡の門(ルッキング・グラス)を抜けて、 世界の本当の姿を知ることになる。 ——そう、これは、私がまだ、自由に夢の国へ行けた頃の話。
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黒い夢の国から夢と魔法の国への独創的な旅を大胆不敵に描いた“最大の問題作”として世界中で話題を呼んだ、この夏最注目のブラックファンタジー映画『エスケイプ・フロム・トゥモロー』。 映画の世界を飛び出て、あの"夢の国"をより深く知って、黒い夢の国の秘密を解き明かすニコニコチャンネル。 ようこそ、[黒い]夢の国へ — 。 【映画のあらすじ】 いろいろダメダメな平均的中年アメリカ人のジムは二児のパパ。 この途方もない未来からの脱出ゲームは、ある朝ジムが突然会社をクビになった時から始まっていた。 なにかにつけてうるさい妻と、言うことを聞かない子供たちを連れて、魔法の城や妖精たち、ホワイト・プリンセスの待つあのステキなテーマパークへやってきたジム。 夢と魔法の国での現実逃避を企てるジムがそこで目にするものは、黒いプリンセスが仕掛ける歪んだ幻想ワールド。楽しいはずの家族旅行はたちまちにして、妄想と奇妙な出来事に溢れたシュールな悪夢へと変貌する・・・。 夢が必ず叶うこの場所は、ジムの偉大なる妄想までをも叶えてしまうのだが・・・。 Bad things happen everywhere... especially here 悪いことは起こる... たとえ夢の国でも 7.19 Sat. 〜 TOHOシネマズ日劇ほか、期間限定ロードショー! escapefromtomorrow.jp
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チョコレート・アンダーグラウンド「本日の午後5時以降、チョコレートを禁止 する」 それは驚愕の法律だった。 舞台はおそらく現代のとある国。 国民の無関心により選挙で勝利をおさめてし まった〈健全健康党〉は、 なんと「チョコレート禁止法」なる法律を発 令したのだ! チョコレートをはじめとするお菓子や飲み物や、 とにかく美味しいものを「健康に悪い」とす べて禁止にしてしまった。 そんな中、憧れのルイーズに会いに 今日もバビおばさんのスイーツ・ショップに 立ち寄るハントリーとスマッジャー。 法律ができるまでは大変賑わっていた店も、 今や見る影もない。 肩を落とすバビおばさんを横目に、ルイーズ がふたりに語ったのは、 街外れの廃坑にチョコレートの密売が行われ ているという情報。 さっそく廃坑に出向くが、少年たちはそこで 不可解な暗号を見つける。 苦心の末、暗号を解いたふたりは、密売の場 所へ潜入……。 と思いきや、そこでは大勢の人たちが、チョ コレート・パーティを開催していた! 久しぶりのチョコの味に感激するハントリー とスマッジャー。 しかし喜びも束の間、パーティ会場はチョコ レート警察に押し入られてしまう。 逃げ惑う人々。そして、不運にもハントリー たちの友人であるデイヴが逮捕されてしまう! 許せない! 彼はただ、チョコレートを食べていただけな のに! それがそんなに悪いことなのか? ハントリーとスマッジャーはルイーズとともに、 仲間の協力を得ながらチョコレートの密造・ 密売を始めたのだ! 果たして彼らは自身の知恵と情熱で、 それまでの“楽しくて美味しい”自由な世界を 取り戻すことができるのか!? (C) 2009チョコレート・アンダーグラウンド 製作委員会