-
CANAAN渋谷で大規模なウイルステロが起こってから 2年。その被害者の一人である新人カメラマ ン・大沢マリアは、勤め先の「ヘブン出版」 の先輩・御法川実とともに万博を控えた街、 上海を訪れる。かの地で、とある事件に巻き 込まれたマリアだが、親友で「鉄の闘争代行 人」と呼ばれる凄腕の傭兵・カナンに助けら れ、危機を脱する。その事件を起したのは、 渋谷のウイルステロを引き起したテロ組織 「蛇」のボスでカナンの宿敵・アルファル ド。大いなる陰謀が蠢き出すとともに、カナ ン、アルファルド、マリアたちを廻る新たな 運命が動き出していく・・・。
-
荒ぶる季節の乙女どもよ。高校の文芸部に所属する小野寺和紗たち女子5人。 「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じたある一言……。 その瞬間から、彼女たちは“性”に振り回され始める。
-
赤髪の白雪姫 2ndシーズンそして運命は、色づき始める。 林檎のような赤髪の娘、白雪。 その珍しさを気に入ったラジ王子の愛妾にされかかり、生まれ育った国を出ることに。 隣国の森に辿り着き、そこで出会い、力を貸してくれたのはクラリネス王国の第二王子・ゼン。 これは出会った二人が互いの手をとり、様々な人との出会いの中で足音を重ね、道を行く物語――。
-
赤髪の白雪姫そして運命は、色づき始める。 林檎のような赤髪の娘、白雪。 その珍しさを気に入ったラジ王子の愛妾にされかかり、生まれ育った国を出ることに。 隣国の森に辿り着き、そこで出会い、力を貸してくれたのはクラリネス王国の第二王子・ゼン。 これは出会った二人が互いの手をとり、様々な人との出会いの中で足音を重ね、道を行く物語――。
-
絶園のテンペスト『世の中の関節は外れてしまった。ああ、なんと呪われた因果か、それを直すために生れついたとは!』 ※『ハムレット』シェイクスピア野島秀勝訳岩波文庫 ある日、魔法使いの姫君が樽に詰められ置き去りにされた。 ある日、ひとりの少女が唐突に殺され、犯人が捕まらず時が過ぎた。 そしてある日、復讐と魔法をめぐる、時間と空間を超えた戦いが始まった! 正気と狂気、理性と知性。自信と確信。悲劇で不合理な世の中で物語は始まる―――。 “はじまりの樹”の加護を受ける魔法使いの一族・鎖部一族。その姫宮にして、 最強の魔法使い鎖部葉風。彼女は“はじまりの樹”と対をなし、 破壊の力を司る“絶園の樹”を復活させようとする同族の鎖部左門によって、無人島に樽に詰められて置き去りにされてしまう。 葉風が孤島から流したメッセージを、妹・愛花を殺した犯人に復讐を誓う少年・不破真広が拾う。 真広は犯人を魔法の力で見つけることを条件に、葉風に協力する。そして真広の親友で、 愛花の恋人である滝川吉野は、危機を真広に助けられたことから、その復讐劇に巻き込まれることになる。
-
ラーゼフォン21世紀初頭の東京。母子で暮らす高校生・神 名綾人は、模試会場に向かう途中に突如上空 に現れた謎の航空部隊の攻撃に遭遇した。破 壊された街で、綾人は自分の描いた絵に酷似 した風景の中で、不思議な少女・美嶋玲香に 出逢う。玲香に導かれるようにして地下鉄に 乗り、神殿にたどりついた綾人は、卵から巨 大な人型の存在「ラーゼフォン」が出現する 瞬間にめぐりあわせた。「真実を見せる」そ の言葉に従って、謎の女性・紫東遙と VTOLで東京を脱出しようと試みた綾人 は、玲香に導かれてラーゼフォンに同調、体 内へと入っていく。ついに目覚めのときがき た。超兵器ドーレムを粉砕したラーゼフォン は、そのまま東京から飛び去っていった。外 から故郷を見た綾人は、そこに巨大な木星の ような「TOKYO JUPITER」を目撃する。謎の 存在MUに占拠された首都は、不思議な膜に 閉鎖され、住民は偽りの生活をさせられてい た。しかも外部には、12年も先の時間が流れ ていたのだった…。 東京を支配する「青い血」の人間とは何者 か?綾人とラーゼフォンには、どんな関係が あるのか?そして真実の世界で、綾人を待ち 受ける運命は何か?
-
花咲くいろは突然の夜逃げ、突然の告白、そして突然の別れ――。 今までとは違う自分になりたかったという夢は、急に現実となりました。 私、松前緒花の平凡な日常は1日にしてドラマチックな展開を迎えたのです。 通い慣れた、それでいてあまり愛着のない街を出て、 話したことや会ったこともない祖母の元で暮らすのです。 大正浪漫あふれる温泉旅館・喜翆荘(きっすいそう)。 そこで出会う人たち。 花の芽が地上に出て新たな世界を知るように、 私も、今までとはまったく違う、新しい生活を始めます。 それは辛いことかもしれません。 でも、めげても、くじけても、泣きじゃくっても明日は来るんです。 だからこそ私は頑張りたいんです、そして輝きたいんです。 太陽に導かれるよう咲く花のように いつか大輪の花を咲かせられるように……。