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Fairy gone フェアリーゴーンかつて妖精は、“兵器”だった―。 この世界には、動物に憑依することで不思議な力を宿す妖精が存在していた。 妖精が憑依した動物の臓器を摘出し、人間に移植することで、妖精を分身として出現させ、兵器として扱えるようになる。 妖精を戦争の道具として自在に操る兵士たち、彼らは『妖精兵』と呼ばれた。 だが、長きにわたる戦争が終結すると、彼らはその役目を果たし、行き場を失ってしまう。あるものは政府に、あるものはマフィアに、あるものはテロリストに、 それぞれの生きる道を選択していった。 戦争から9年の歳月が経つ。 未だ不安定な政治情勢の中、戦争によって受けた傷や過去を持つ犯罪者が現れ、 復讐のためテロを起こすようになっていた。 主人公の少女マーリヤは、ある事件に関わった事から妖精に関連する事件を捜査・鎮圧する違法妖精取締機関『ドロテア』に入隊することとなる。 これは、無秩序な戦後に抗い、それぞれの正義を求め戦う 『妖精兵』たちの物語―。
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灰と幻想のグリムガル生きるって、簡単じゃない。 目が覚めると、ハルヒロは暗闇の中にいた。 ここがどこなのか、なぜここにいるのか、 そしてどこから来たのかもわからないまま。 周りには自分と同じ境遇らしき数名の男女。 彼らとともに暗闇から踏み出した先には見たことのない世界、 「グリムガル」が広がっていた……。 記憶も、お金も、特別な力も何もない――僕たちが手に入れた現実。
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ファンタジスタドール鵜野うずめは勉強も運動もそこそこのごく平 凡な中学2年生。 だがある日、彼女の運命は大きく変わってし まう。 特殊な能力を持つ女の子・ファンタジスタ ドールを実体化できる不思議なカードを手に 入れてしまっ たのだ。 うずめはカードマスターとなり、5人の個性 的なドールたちと契約。 街を、いや世界を救うための戦いを始める…… “どうしよう、私には無理”とあわてるけれど も、う ずめはもはや逃れられない。 さまざまな武器やコスチューム、特殊イベン トのカードを組み合わせて戦っていかねばな らない。 しかもドールたちは、次々と、可愛い要求を つきつけてくる。 うずめは世界を守れるのか!? いや自分自身 を守れるのか!?
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あかねさす少女2018年、10月。 ある地方都市に住む少女たちが、 とある儀式を行っていた。 彼女たちは「鉱石ラヂオ研究会」。 明るさが取り柄の女の子、土宮明日架が 同じ高校に通う友人たちと立ち上げたサークルだ。 その儀式は都市伝説めいたものでしかなかった。 ——しかし、いくつもの条件が偶然重なり、 遊びは遊びでは済まない事態となる——。