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究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら冴えない高校生・結城宏がひょんなことから入手したフルダイブRPG『極・クエスト』。 技術の粋を集めて作られたこのゲームは「リアルを極めた」という謳い文句に違わず、 グラフィック、NPCの挙動、草木の香りや肌をなでる風、 すべてが究極の出来映えであった――リアル過ぎて、 クリア不可能なほど「めんどくさい」ゲームである、ということ以外は。 「フラグ数10,000,000,000,000,000以上!? 身体能力も現実そのままかよ!!」 「ええ。殴られれば痛いし、斬られれば数日は傷が治らない。史上最高にリアルなゲームよ!」 報酬は達成感のみ。軽い気持ちで遊べない、 史上最もストレスフルなゲームを攻略せよ!
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ソードアート・オンライン アリシゼーション「ここは……どこだ……?」 気づけばキリトは、なぜか壮大なファンタジーテイストの仮想世界にフルダイブしていた。 ログイン直後の記憶があやふやなまま、手がかりを求めて辺りを彷徨う。 そして、漆黒の巨木《ギガスシダー》のもとにたどり着いた彼は、一人の少年と出会う。 「僕の名前はユージオ。よろしくキリト君」 少年は仮想世界の住人――《NPC》にもかかわらず、人間と同じ《感情の豊かさ》を持ち合わせていた。 ユージオと親交を深めながら、この世界からのログアウトを模索するキリト。 そんな彼の脳裏に、ある記憶がよみがえる。 それは、幼少期のキリトとユージオが野山を駆け回る想い出――本来、あるはずのない記憶。 更にその想い出には、ユージオともう一人、金髪の髪を持つ少女の姿があった。 名前は、アリス。 絶対に忘れてはいけないはずの、大切な名前――。
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劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-2022 年。天才プログラマー・茅場晶彦が開発した世界初のフルダイブ専用デバイス≪ナーヴギア≫―― その革新的マシンはVR(仮想現実)世界に無限の可能性をもたらした。それから4 年……。≪ナーヴギア≫の後継VR マシン≪アミュスフィア≫に対抗するように、一つの次世代ウェアラブル・マルチデバイスが発売された。≪オーグマー≫。フルダイブ機能を排除した代わりに、AR(拡張現実)機能を最大限に広げた最先端マシン。≪オーグマー≫は覚醒状態で使用することが出来る安全性と利便性から瞬く間にユーザーへ広がっていった。その爆発的な広がりを牽引したのは、≪オーディナル・スケール(OS)≫と呼ばれる≪オーグマー≫専用ARMMO RPGだった。アスナたちもプレイするそのゲーム に、キリトも参戦しようとするが……。