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宇宙なんちゃら こてつくん人類(じんるい)が月面に降(お)り立って 50年……とちょっと―― アニマル国は、宇宙(うちゅう)事業において 人間たちに大きな差(さ)をつけられていた。 「われわれも月面に旗をたてるぞ!」 アニマル総理大臣(そうりだいじん)の宇宙開拓宣言(うちゅうかいたくせんげん)で 沸(わ)きたつアニマルたち。 この宣言をきっかけに、アニマル国には宇宙開発時代が到来(とうらい)。 宇宙開発を成功させるべく、アニマル国宇宙アカデミーがどどーんと誕生(たんじょう)! 物語の主人公は、宇宙アカデミーに通うパイロット科1年生の「こてつ」。 宇宙アカデミーを舞台(ぶたい)に、こてつは仲間(なかま)たちと宇宙を目指す。
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聖女の魔力は万能ですちょっと仕事中毒な20代会社員・セイは、残業を終えて帰宅した夜、突然光に包まれ異世界に「聖女」として召喚されてしまった。しかも召喚されたのは二人!? 現れた王子はもう一人の女子高生にかかりきりで、セイのことは完全スルー。それならこっちも自由にやっていいでしょう? と、セイは王宮を飛び出し、元々の植物好きを活かして、薬用植物研究所で一般人として働くことになった。所長のヨハン、教育係のジュードに支えられ、ポーション作りや魔力の使い方を学んでいくセイ。だが、作ったものはすべて効能が5割増しで、思いがけず「聖女」としての能力を発揮することになる。そんなとき、セイのポーションが瀕死状態だった騎士団長・アルベルトの命を救い、次第に、セイこそが本物の「聖女」ではないかという噂が囁かれはじめるのだった……!?
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弱キャラ友崎くん友崎文也は、日本屈指のゲーマーながら現実ではぼっちな高校生。 “人生はクソゲー”だと言い切る彼が出会ったのは、 学園のパーフェクトヒロイン・日南葵だった。 「この『人生』というゲームに、真剣に向き合いなさい!」 人生ははたしてクソゲーか、神ゲーか? 日南の指導のもと、弱キャラ高校生の人生攻略が幕を開ける!
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キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦科学技術が高度に発達した機械仕掛けの理想郷「帝国」。 超常の力を駆使し、“魔女の国”と恐れられる「ネビュリス皇庁」。 百年にわたる戦争を続けてきた両国には、二人の英雄がいた。 最年少にして帝国の最高戦力となったイスカ。 ネビュリス皇庁の王女にして“氷禍の魔女”の異名を持つアリスリーゼ。 戦場でめぐり逢った二人は、命を賭して戦う宿敵となった。 国を、家族を、仲間を守るため、決して譲れない矜持と矜持をぶつけ合う。 しかし、激闘の中で互いの素顔に触れた二人は、その生き方に、その理想に惹かれてしまう。 ともに歩むことはできず、残酷な運命に翻弄されるとわかっていても。 ……そんな二人を嘲笑うかのように、世界の緊張はなおも高まり、大国の謀略が交錯しようとしていた。 分断された世界、それでも少年と少女は想いを募らせていく――。