-
ノルン+ノネット少女はずっと独りだった。 彼女がその昔出会った“旅人”はこう言う。 「その服が着られるぐらいになったら、迎えは来る」 やがて17才になった彼女の前に、その船は現れた。 空を往く船『ノルン』。 導かれるままに乗った船には、 『能力者』と呼ばれる10人の男女が暮らしていた。 船はどこに向かっているのか? 彼らはなぜ旅をしているのか? 謎を抱えたまま 運命に翻弄される旅が始まった。
-
ブラック・ブレット突如、現れた異形の寄生生物「ガストレア」。 赤く輝く目と圧倒的な力、そして桁外れの再生能力を持つ彼らの侵攻に、 人類はなす術もなく大敗を喫する。 国土の大半を失った現在、人類は彼らが唯一弱点とする金属「バラニウム」で 作ったモノリスで囲われた、狭い「エリア」の中で、ガストレアの脅威に怯え、 隠れながら生きることを余儀なくされていた。 そんな中、生き残りをかけた人類のささやかな抵抗として組織されたのが、 ガストレアへの対抗手段を持ったスペシャリスト集団「民間警備会社」 ――通称、民警。 そのひとつ、天童民間警備会社に所属する高校生・里見蓮太郎は、 相棒の少女・藍原 延珠と共に、東京を壊滅に追い込まんとする、 危険なたくらみに巻き込まれていく――