汝の名
美貌と才能を兼ね揃えた若き社長・麻生陶子(山崎紘菜)。女としての魅力を利用し、犯罪に近い行為も行いながら会社を大きくしてきた、いわゆる“勝ち組”の女。一方、妹の久恵(北乃きい)は姉とは真逆の性格で、失恋を機に陶子の家で引きこもる“負け組”だった。陶子は久恵のことを都合のいい存在として扱うが、久恵は陶子の役に立てることに喜びを感じ、姉妹にして「女王様」と「奴隷」のような奇妙な共存関係を築いていた。ある日、陶子の秘密を握る謎の女(長井短)が現れ、金をせびるようになる。気にも留めない陶子だったが、久恵は彼女を心配してある行動を起こすことに。一方、陶子は壱岐亮介(EXILE NAOTO)と運命の出会いを果たす。亮介に感化されて変わっていく陶子。やがて姉妹の関係にひびが入り、次第に陶子と久恵の立場が逆転していく。