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テスラノートニコラ・テスラ――かのトーマス・エジソンがその才能に嫉妬した天才発明家は、 全ての発明の記録<ノート>を水晶に保管した。 忍者の末裔であり最高の諜報員として育て上げられた根来牡丹は、 ノルウェーで起こった不可解な事件をきっかけに その水晶『テスラの欠片』を回収する任務へ召集された。 そこにはコンビを組むこととなる自称No.1諜報員、クルマが待ち受けていた。 『テスラの欠片』をめぐる、世界の命運をかけたスパイたちの闘いが開幕!
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ましろのおと「俺の、音――」 伝説的な腕を持つ、津軽三味線の奏者・澤村松吾郎。彼を祖父に持つ少年・澤村 雪は、祖父の死をきっかけに、三味線を弾けなくなった……。 ”好きな音”を失い、アテもなく上京する雪。 キャバクラで働く女性「立樹ユナ」に助けられた雪は、ライブの前座として津軽三味線の演奏を披露することになる。 雪は、様々な出会いを、想いを三味線の音色にのせて弾く。 自分の音を、自分の想いを探しつづけて――
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昭和元禄落語心中刑務所の落語慰問会で見た大名人・八雲の「死神」が忘れられず、出所した与太郎が真っ先に向かった先は、寄席だった。 拝み倒して八雲の住み込みの弟子となった与太郎だが、八雲の元では小夏という女性が暮らしていた。 八雲と小夏には他人が容易に触れられない因縁があるらしく・・・。
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この素晴らしい世界に祝福を!ゲームをこよなく愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)の人生は、 交通事故(!?)によりあっけなく幕を閉じた……はずだった。 だが、目を覚ますと女神を名乗る美少女・アクアは告げた。 「ねぇ、ちょっといい話があるんだけど。異世界に行かない? 1つだけあなたの好きなものを持って行っていいわよ」 「……じゃあ、あんたで」 RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者! ……と舞い上がったのも束の間、異世界に転生したカズマの目下緊急の難問は、 生活費を工面することだった! しかも、トラブルメーカーの駄女神・アクア、中二病をこじらせた魔法使い・めぐみん、 妄想ノンストップな女騎士・ダクネスという、 能力だけは高いのにとんでもなく残念な3人とパーティを組むことになって、 さらなるカズマの受難は続く。 そして、カズマ達パーティはついに魔王軍にも目をつけられて―――!? 平凡な冒険者・カズマが過ごす異世界ライフの明日はどっち!?
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幕末Rock時はのちに幕末と呼ばれる時代、天歌泰平(ソングオブピースフル)――。 徳川幕府の「天歌(ヘブンズソング)」により、民の心が奪われた泰平の世。 「天歌」を歌う「最高愛獲(トップアイドル)新選組」。 その歌声は、町娘の心(ハート)を射貫き、その「雷舞(ライブ)」は、世界を震撼させる。 幕府は「天歌」以外を歌う者を捕らえ、愛獲の力、「天歌」による泰平化により、支配を完璧な物としようとしていた。 一方で、「天歌」による幕府の支配を快く思わない者たちもいた。 自由とロックを愛する男、坂本龍馬もその一人。 彼はギター1本とロック魂を胸に立ち上がる! 果たして、その熱情(パッション)で民の魂(ソウル)を解放させることができるのか!? 民の心を奪う者「新選組」と時代の流れを変える者「志士(ロッカー)」の声技(セイギ)がぶつかり合う――!!