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嫌われ監察官 音無一六『警察の中の警察』の異名を持つ“監察官”。それは、警察官の職務及び、私生活に不正が無いかを調べる役職であり、警察官たちから、忌み嫌われる仕事。監察官でありながら捜査にも介入し、鋭い“観察眼”と“閃き”で、これまで難解な事件を解決へと導いてきたのが小日向文世演じる“音無一六”です。捜査現場を荒らされ怒り狂う刑事たちの猛抗議にもひるむことなく、己の正義を貫き、我が道を突き進みます。そんな一六の実の弟で、何故かいつも事件捜査に首を突っ込むタクシードライバーの“万丈二六”を演じるのは遠藤憲一。陽気で人情味にあふれる二六は、几帳面な一六とは顔も性格も全然似ておらず、ソリの合わない兄弟です。しかし、そんな2人のやりとりはどこか微笑ましさが感じられます。
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時をかける少女ある日の放課後、実験室でラベンダーの香り を嗅いで以来、時間を跳躍する能力を持って しまった芳山和子。時をかける少女となった 和子は、会うはずのない彼に出逢ってしまっ た…。 この作品で映画デビューを果たした原田知世 の初々しい魅力と叙情溢れる尾道の風景を得 て、思春期の揺れ動く想いを描き、多くの ファンの共感をんだSFファンタジー。大林 宣彦監督の「尾道三部作」にも数えられる、 永遠の青春映画の名作。 (C) 1983角川映画