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夜のピクニック第2回本屋大賞に輝いた恩田陸の同名ベストセラーを映画化。24時間、夜を徹して80キロを歩き続ける学校の伝統行事“歩行祭”に参加した高校生たちが繰り広げるほろ苦くも甘酸っぱい青春模様を等身大かつノスタルジックに描き出す。主演は「ルート225」の多部未華子。監督は「青空のゆくえ」の長澤雅彦。 夜を徹して80キロを歩き通す高校生活最大のイベント“歩行祭”。3年生となり、今年が最後の歩行祭となる甲田貴子は、一つの賭けを胸にこの特別な日を迎えた。それは、一度も話したことのない同じクラスの西脇融に話しかけること。普通の人には簡単なことが、貴子と融の間ではそうはいかなかった。その理由は、貴子が親友の美和子や杏奈にさえ隠し続けるある秘密にあった。一方、妙に意識し合う貴子と融の関係を勘違いしているクラスメイトたちは、この歩行祭の間に2人をくっつけようと躍起になっていた。
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ピクニックの準備第2回本屋大賞に輝いた恩田陸原作の映画『夜のピクニック』に先駆けたスピンオフ作品。高校最後の日に、1000人で1日かけて80kmの距離を歩く“歩行祭”に臨む10人のそれぞれの前日を描く。多部未華子主演の『むりっぽい』、加藤ローサ主演の『片思いの長さ』ほか全9話を収録。
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テレビばかり見てると馬鹿になる人生なんて、暇つぶし。 人気セクシー女優・穂花(ほのか)、待望のスクリーン・デビュー!!山本直樹×亀井亨で贈る新時代エンタテインメント! 有紀(穂花)はゴミだらけの狭いワンルームで、テレビを見ては眠りにつくという生活を続けてもう5年になる。 訪ねて来るものといえば、NHKの集金と実家の母親から送られてくる食料の配達。そして、伊藤(三浦アキフミ)と山崎(大橋てつじ)の2人だけ。 伊藤はインターネット上で有紀と知り合い、彼女の部屋に小型カメラを設置し、ネット配信している男。定期的にやって来ては、カメラによく映るようにして有紀を抱く。有紀は習慣としてご飯を食べる。お腹が満たされれば、また眠る事が出来る・・・ただ、それだけ。夜通しテレビを眺め、やがて朝が来る。 そこに、母親から頼まれ、有紀を社会復帰させようと、カウンセラーの馬戸(田村泰二郎)が現われる。「テレビばかり見てると馬鹿になりますよ」と、あれこれ話しかけるが「ぬかに釘」である。そんな有紀に馬戸はシンプルな提案をする。じゃんけんをして、負けたほうが外に出ると。だがその時、凶暴で少し頭の弱い山崎が現われた…。