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マリア様がみてる 4thシーズン「ごきげんよう」マリア様のお庭に集う乙女たちが、今日も天使のような無垢な笑顔で、背の高い門をくぐり抜けて行く。汚れを知らない心身を包むのは、深い色の制服。スカートのプリーツは乱さないように、白いセーラーカラーは翻らせないように、ゆっくりと歩くのがここでのたしなみ。私立リリアン女学園。ここは乙女の園。 清く正しい学園生活を受け継いでいく為、高等部には『姉妹(スール)』と呼ばれるシステムが存在している。高等部に進学した福沢祐巳が、当時「紅薔薇のつぼみ」として学園中のアイドルだった二年生の小笠原祥子と姉妹(スール)になってから一年が経とうとしていた。 祥子との関係は確固たるものとなりつつあるが、祐巳にはまだ妹ができていない。山百合会の手伝いをしてくれている一年生の松平瞳子や細川可南子が気になってはいるけれど…。
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マリア様がみてる 春私立リリアン女学園高等部には清く正しい学園生活を受け継いでいくため、“姉妹(スール)”と呼ばれる姉妹制度が存在する。 1年生の福沢祐巳は山百合会(生徒会)に所属する憧れの先輩・小笠原祥子のスールとして、紅・黄・白薔薇さま達が運営する山百合会を手伝いながら学園生活を送っている。 山百合会の個性的な面々やお嬢様である祥子の言動に振り回される日常が続く中、やがて薔薇さま達も卒業、そして新入生「瞳子」の登場により祥子を取り巻く衝撃の展開が祐巳を待ち受けていた。