今回はコラーゲンについてです。
コラーゲンというと皆さんどういうイメージですか?
世間一般的には、食べればお肌プルプルに、擦りこめばお肌ピチピチに…という認識ですね。
コラーゲンというと皆さんどういうイメージですか?
世間一般的には、食べればお肌プルプルに、擦りこめばお肌ピチピチに…という認識ですね。
ただ、日頃からインターネッツを駆使している情強な皆様方は
「コラーゲンなんてただのタンパク質、分解されれば肉と一緒。」
という真実を知っていると思います。
ここら辺も含めて、そもそもコラーゲンとは何か、本当に美容効果はあるのかをざっくり解説していきたいと思います。
まず、コラーゲンとはタンパク質の一種です。
中学校や高校などで習ったと思いますが、タンパク質は体内で分解されたのち吸収されます。もちろんタンパク質の一種であるコラーゲンも例外ではありません。
大豆もタンパク質ですね。豚肉、魚肉、卵などもタンパク質ですね。全て体内でアミノ酸に分解されます。
…そうです。コラーゲンだろうか大豆だろうが豚肉だろうが、分解されてしまえば同じアミノ酸です。正確にはタンパク質により20種類あるアミノ酸の構成が違うのですが割愛。
こうして分解され体内に吸収されたアミノ酸。体内ではこれら20種類のアミノ酸から必要に応じてタンパク質を合成します。なのでコラーゲンを食べなくても、コラーゲンは合成できるのです。
ここまで聞いていると、コラーゲンって摂っても摂らなくても、タンパク質さえ摂っていれば別に変わらないじゃ…と思う方も多いと思います。事実、これが生理学の基本概念であり、ある程度知識のある方が今のコラーゲン美容効果を疑問視する理由です。
ただ、本当に何の効果も無いのでしょうか?
昔からゼラチン、コラーゲンには美容効果があるとされてきました。漢方にも使われています。本当に効果のないものであれば、とっくの昔に淘汰されているはずです。それが今でも伝えられているという事はやはり何かしら効果があるのでしょう。
それを裏付けようと、今までに沢山の研究や論文が発表されてきました。ただどれも根拠に乏しく、決定打になるものはありませんでした。
しかし、2009年。京都大学との合同研究によりひとつの論文が発表されました。
簡単に説明すると、コラーゲンを食べるとコラーゲンの切れ端が血中に長時間漂ってるわー、という内容です。
これだけの事のように聞こえるかもしれませんが これで食べても意味ない、とはいえなくなりました。この血中のコラーゲンの切れ端ですが、これ自体がコラーゲンになるわけではなく、コラーゲンを作るお手伝いをしている、というかんじらしいです。一応美肌効果はあるようですね。
これ以上の詳しい現状は、私がそんなに論文チェックしてるわけではないのでわかりません(´・Д・)
摂取量ですが、1日5g、10g摂取した人の肌が改善したなんて研究結果もあるようです。
あと最近話題の低分子化コラーゲンも効果はある…らしいです。いまいち信憑性のある論文が…
なのでサプリメントも一概に否定はできないです。肯定もしませんが。
なのでサプリメントも一概に否定はできないです。肯定もしませんが。
はっきり言えないのはハッキリわかっていないからです。人間、一番わからないのは人間のことですね本当。
ただひとつ言える事は。。。
コラーゲンって美味しいですよね(´Д`*)
美肌関係無しに食べれば良いじゃない。
参考:
佐藤健司(2009) 「ヒトの末梢血中の食事由来コラーゲンペプチドの構造と機能」『FOOD STYLE21』13(1), P51-54
おまけ:

わかりやすいように絵を描いた結果、画力がなさすぎて余計わかりづらくなるのでボツになった絵。なんだこれ(´Д`;)
テビチ美味しいです。