人生を諦めかけた人間がインドで起業した

アニメを観ていたらインドと被って見えた

2013/11/21 03:51 投稿

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「アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者」というアニメが現在放送されています。内容としてはある日、現代の日本と別世界を繫ぐ道が出来、日本政府は国益のために別世界の国と交流を持ち、まずは文化を伝えようと考え、日本人の若い男性のオタクが株式会社の代表として異世界に送り込まれ、そこに住む人間やエルフ族、ドワーフ族、その他の亜人種達にオタク文化を伝えるというのが大枠です。
この作品を観ていると、異世界では国家という巨大組織を作り上げた人間を頂点とした種族による階層社会が存在し、主人公はオタク文化を広めるためにその差別的な環境を変えようと学校を設立し、種族の別けなく子ども達に日本のマンガやアニメ、ゲームを教材に使い日本語や文化を教えていこうと試行錯誤します。
この作品にはハーフエルフのメイドと皇帝の少女がヒロインとして登場し、初期の頃はハーフエルフは身分の違いから、皇帝から侮蔑の言葉や酷い扱いを受けます(後に皇帝の命を身も持って守り認められるようになる)。

多分、私がインドに来ないでずっと日本に住んでいたら、奴隷制度の時代をイメージしていたと思いますが、デリーに住んでいる今の私は、主人公の苦悩がある意味生々しく共感でき、他のアニメ作品とは違った視点で興味を持ちました。
カーストによる身分制度は近代化の波で崩れてきているとはいえ、生まれにより職業や結婚相手の選択肢が限られている人は未だに多く、教育の機会やその質もばらつきが大きく、満足な教育を受けられなかった人は、一生安い賃金で良くない労働環境で働き続けなくてはいけいという状況は、僕には重なって見えました。この国の多くの人は、腐敗政治や経済停滞は別問題として、今の社会構造に大きな疑問を持っていないように見えます。
アニメ作品中では、異文化は比較的寛容に受け入れられ、軋轢も色々な出来事がありながらも徐々に改善して行くのですが、実際の世界ではそんなに簡単なことではなく、もしかしたら長い時間を掛けても受け入れられるどころか拒絶される可能性もあります。

比較的平等に機会を与えてくれた日本という国で育った僕が、階層社会の残る海外で観るからこそのこの感情を上手く文章に表現できず悔しいのですが、他にも同じような気持ちで観ている人がいたとしたら、ぜひとも話しをしてみたいです。


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