ごきげんよう。有料メルマガ評論家の渡辺文重です。体調を整えることで精いっぱいですが、この原稿は私自身(=渡辺文重)が執筆しています。
私は、有料メールマガジン情報(@paidmailmag)というアカウントで、有料メルマガ関連のTwitter(ツイッター)アカウントに投稿される内容をチェックしているのですが、最近は「ゴーストライター」問題が熱いようです。おそらく、大学講師・新垣隆氏が、「全聾の作曲家」として知られていた佐村河内守氏のゴーストライターをしていたと告白したことが、キッカケと思われます。
以下、私が注目した投稿を表示します。なお、Twitterからの引用の下にあるリンクは、有料メルマガへの導線となっています。
http://magazine.livedoor.com/magazine/4
http://ch.nicovideo.jp/animenomon
http://www.targma.jp/tsuda/
http://www.mag2.com/m/0001339782.html
http://ch.nicovideo.jp/genron-cafe/blomaga
有料メルマガを読んでいると、「実は○○さんのゴーストライターをやっていました」とか、「○○さんのゴーストライターに話を聞いたのだけど」とか、「○○さんはゴーストライターに書かせているみたいだけど、私は自分で書いています」といった文章を見かけることがあります。また、津田大介氏は、2012年4月8日に配信された『メディアの現場』28号で、ゴーストライターについて、次のように説明しています。
さて、私でさえ「ゴーストライター」の存在を知っているのですから、世の中には、数多くの「ゴーストライター」がいるのかと思います。しかし、その一方で、現在は芸能人が「自分で」ブログやTwitterに投稿する時代でもあります。津田氏も「人が構成した原稿と自分が書いた原稿にはテイストの違いもある」と指摘していますが、自分で情報を発信する人間の「ゴーストライター」は、いろいろと大変ではないかと思います。
例えば、以前であれば、編集者が好きなアイドル・○○ちゃんの連載を企画。さらに、勝手に○○ちゃんのイメージをふくらまし、ゴーストライターに「こういうテイストで書け!」などと発注をするケースもあったそうですが、そんなことを今したら、確実に「ゴーストライター」だとバレますよね。
そういえば、私が昔読んでいた『ファミコン通信』という雑誌に、「獣神サンダー・ライガーのトラブルスープレックス」というコーナーがあったのですが、次のような読者からの質問(だったような気がするのですが、記憶があいまい)があったことが、印象に残っています。
例によって、オチを考えずに書き始めたら、最終的には「おっさんの思い出話」となってしまいましたが、途中、有料メルマガの話も出てきたので、ご容赦ください。
私は、有料メールマガジン情報(@paidmailmag)というアカウントで、有料メルマガ関連のTwitter(ツイッター)アカウントに投稿される内容をチェックしているのですが、最近は「ゴーストライター」問題が熱いようです。おそらく、大学講師・新垣隆氏が、「全聾の作曲家」として知られていた佐村河内守氏のゴーストライターをしていたと告白したことが、キッカケと思われます。
以下、私が注目した投稿を表示します。なお、Twitterからの引用の下にあるリンクは、有料メルマガへの導線となっています。
たとえば茂木さんの本の一部は、本人も認めたように口述でゴーストが書いた。K間K代さんの本もほとんどそうだといわれている。他にも複数のゴーストライターを知っている。出版業界は佐村河内だらけだ。
- 池田信夫 (@ikedanob) February 6, 2014
本を書くという仕事は非常にしんどい。書き下ろしだと1年はかかるが、「語りおろし」なら1月で書ける。しかも他人がまとめたものを単著として出す出版業界の慣行はおかしい。私の本の原稿がなかなかできない言い訳じゃないけど…池田信夫『エコノMIX』/毎週日曜日/525円
- 池田信夫 (@ikedanob) February 6, 2014
http://magazine.livedoor.com/magazine/4
佐村河内氏の作曲内容指示書という画像見て、ふんわり思い出した。某音響監督さんが、某作曲家さんに出す音楽メニューは、イメージだけでなく、楽器の成分比率とかも合わせて書かれているんだとか。アニメ評論家・藤津亮太のアニメの門メールマガジン/月2本程度/210円
- 藤津亮太 (@fujitsuryota) February 6, 2014
http://ch.nicovideo.jp/animenomon
ゴーストライター騒動なー。思えば17年前ライターとしてキャリアをスタートさせた駆け出しのころにやっていた仕事が某有名ミュージシャンの雑誌連載記事のゴーストでした。話聞いて構成するんじゃなく、こっちで完全に書かなきゃいけない名前貸しの完全ゴースト仕事だった。あれから17年……。
- 津田大介 (@tsuda) February 6, 2014
出版業界におけるゴーストライターというのは一般的に多忙な著者が書き原稿を執筆してるヒマがないので、話を聞いて原稿の形にまとめる役割のことを指すことが多い。「あまちゃん」のような替え玉とは違う(しゃべりの場合、本人が伝えたいことを伝えてるので)んだけどそこは結構誤解されてるかもな。津田大介『メディアの現場』/毎週金曜日(第5週は除く)/630円
- 津田大介 (@tsuda) February 6, 2014
http://www.targma.jp/tsuda/
津田さんがゴーストライターについてツイートしているけど、近年私が感銘を受けた著書に高代延博氏のWBC本2冊があるのだけれど、あのゴーストライターは本郷陽一さんだったそうだ。その筆致に惹かれた身としては、著者の高代氏というより、本郷さんというライターさんに強く惹かれてしまった。shibakawaの楽天イーグルス応援マガジン/毎週月曜日/250円http://www.mag2.com/m/0001609734.html
- eagleshibakawa (@eagleshibakawa) February 6, 2014
ゴーストライターなら何度か経験ある(うち1冊は、構成とか編集協力というクレジットさえない)けど、まぁ基本的に口述筆記だしね。それに、構成まで含めたら、編集なんてもんは、丸々1冊、原稿をいじり倒す事だってありますわね。週刊 石のスープ/月3回/315円
- 渡部真 (@craft_box) February 6, 2014
http://www.mag2.com/m/0001339782.html
えええええ 耳が聞こえないことそのものが嘘なの?! 「佐村河内氏とは通常どおり会話することができた」新垣隆氏が会見 #BLOGOS http://t.co/urTjt2YIKL
- 東浩紀2/5チェルノツアー申込〆切 (@hazuma) February 6, 2014
うちのバイトが佐村河内事件についてなんか分析を書きました。長文。RT @sensualempire 思い立ってブログを更新しました。 -聴くことの困難をめぐって - ゲンロンスタッフブログ http://t.co/QXlGHPQgh8ゲンロンカフェ完全中継チャンネル/不定期/9800円
- 東浩紀2/5チェルノツアー申込〆切 (@hazuma) February 6, 2014
http://ch.nicovideo.jp/genron-cafe/blomaga
有料メルマガを読んでいると、「実は○○さんのゴーストライターをやっていました」とか、「○○さんのゴーストライターに話を聞いたのだけど」とか、「○○さんはゴーストライターに書かせているみたいだけど、私は自分で書いています」といった文章を見かけることがあります。また、津田大介氏は、2012年4月8日に配信された『メディアの現場』28号で、ゴーストライターについて、次のように説明しています。
当然、人が構成した原稿と自分が書いた原稿にはテイストの違いもあるので、それを修正する手間がかかるわけですが、それでも一から原稿を書くよりかは早く本を出すことができるわけです。ちなみに、この号では、津田氏が、当時・長野刑務所に収監されていた堀江貴文氏と面会をした時の様子を紹介しています。その中で、堀江氏がどのように有料メルマガを配信していたかが説明されているなど、非常に興味深い内容となっています。
だから、すごいペースで本を量産してる人はたいていの場合、一からすべて書き下ろししているわけじゃなく、構成の人を入れてやっているんですよ。本の奥付やあとがきの謝辞とか見ると、構成者の名前が入っていたりしますが、そういうところに著者とは違う名前がある場合、構成を入れながら本を作ったということがわかる。それを世間一般では「ゴーストライター」なんて呼んだりもします。僕もライター駆け出しのころは、有名人に取材してそれを連載原稿の形にするゴーストライターの仕事をいくつかやってました。なので、どういう形で本が作られているのか知りたい人は奥付や構成者に注目して本を読むと面白いですよ。
このあたりは出版業界に携わっている人であれば常識なんですが、意外と世の中では知られてなかったりもするんですよね。つまり、それくらい「編集」や「構成」の仕事はコンテンツを作るうえで重要かつ大変な役割を担っているわけです。このあたりはまさに「メディアの現場」の話ですね(笑)。
さて、私でさえ「ゴーストライター」の存在を知っているのですから、世の中には、数多くの「ゴーストライター」がいるのかと思います。しかし、その一方で、現在は芸能人が「自分で」ブログやTwitterに投稿する時代でもあります。津田氏も「人が構成した原稿と自分が書いた原稿にはテイストの違いもある」と指摘していますが、自分で情報を発信する人間の「ゴーストライター」は、いろいろと大変ではないかと思います。
例えば、以前であれば、編集者が好きなアイドル・○○ちゃんの連載を企画。さらに、勝手に○○ちゃんのイメージをふくらまし、ゴーストライターに「こういうテイストで書け!」などと発注をするケースもあったそうですが、そんなことを今したら、確実に「ゴーストライター」だとバレますよね。
そういえば、私が昔読んでいた『ファミコン通信』という雑誌に、「獣神サンダー・ライガーのトラブルスープレックス」というコーナーがあったのですが、次のような読者からの質問(だったような気がするのですが、記憶があいまい)があったことが、印象に残っています。
獣神サンダー・ライガーに「トラブルスープレックスいつも読んでます!」と言ったら、「え?何それ?」と言われました。今なら、確実に炎上しそうな投稿ですね。そのほか、『ザ・ベストテン』というTV番組で、司会の黒柳徹子さんが、中森明菜さんに対して「私がもらったファンレターの返信に書かれていたサインと、友達がもらったサインが全く違うのですが、サインを変えたのですか?」という読者からの質問を紹介したことがありました。かなり昔のことなので、記憶があいまいなのですが、確か、中森明菜さんは「サインを変えました」と答えたような気がするのですが……。
例によって、オチを考えずに書き始めたら、最終的には「おっさんの思い出話」となってしまいましたが、途中、有料メルマガの話も出てきたので、ご容赦ください。
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