死なない程度にがんばる

僕は人間太郎なのだ!人類の代表なのだ!!

2016/02/28 21:18 投稿

コメント:119

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「キラキラネーム」という名前が騒がれるようになってから、もう随分と経ちました。
私は全く子供と関わる機会が無いので、現在どの程度キラキラネームの人が存在するのか知る由もありませんが、とりあえずキラキラネームという概念そのものについては、もう「一部に存在する、異常な名前」から「よくあるもの」という認識になってきたような気がします。

キラキラネームに対しての批判は、昔から多く目にしてきました。
「読めない」「愛情が無い」「子供の名前で遊んでいる」など、その内容は様々ですが、個人的な意見としては、「読めない」という意見以外は、全て的外れなものだと思っています。
と言うのも、昭和の頃の名前なんて「一郎」「二郎」「三郎」なんて名前が当たり前に存在しましたが、この名前に愛情や深い由来があったとは、どう考えても思えないためです。
ですが、こうした名前に対する「番号を付ける程度の認識で名前を付けるな!」なんて批判を、私は見たことがありません。
もしも、こうした名前に「時代が違うから、当時の名前としては仕方がない」と言うのであれば、同じ理由でキラキラネームも「今の時代の名前だから」と許容するべきになります。
なのにキラキラネームだけが批判されるのは、単に「自分の感覚に合わないから」という感情的な理由を正当化するために、「愛情」とか「由来が云々」なんて、もっともらしい理由を付けているのだろうと、そう思っています。
そもそものところ、どれだけ深い意味や愛情を持って名付けられた名前だろうと、それを子供が気に入るかどうかは別の話です。
ここで書いてしまいますが、私の本名は「太郎」です。
非常に平凡で一般的、というか日本の名前としては最高の平凡さだと思います。
私は苗字も極めて平凡なため、平凡さにおいて私の名前に対抗できるのは、
本当に「鈴木一郎」くらいしか存在しないと思っています。
こんな平凡な名前なのだから、さぞかし由来もいい加減なものだろう、と思った方も多いでしょうが、私が「太郎」と名付けられるまでには、意外な紆余曲折が存在しました。

私には、生後間もなく命を落とした兄がいました。兄の名は「聖」と書いて「あきら」と読みます。一応名前の文字としては「聖」を「あきら」とする読みも存在するようなのですが、
あまり一般的な読み方ではありませんし、たぶん大体の人は「ひじり」だと思うでしょう。
なぜ兄がこのような名になったのかは聞いたことがないので知りませんが、この「聖」という名を付けたせいで、母は結構な苦労をしたらしいです。
周囲の人から「読めない」「男か女か分からない」と言われたことに加え、兄の死について
怪しげな宗教団体の人に声をかけられ、「『聖』という名を持って産まれたあなたの息子は、神の元へ早期に召される運命にあった」などと言われたんだとか。
その経験の結果、母は「次に男の子を産んだら、普通の男の名前にしよう」と決意しました。
そうして産まれてきたのが、私です。

というわけで私の「太郎」と言う名前は、考えなしに付けられたわけではなく、むしろ過去の経験から生まれた強い意志を持って付けられた名前……なのですが、じゃあ私が「太郎」という名前を気に入っているかと言うと、全く気に入っていません。だってダサいんだもん
まず響きが弱そうです。たろう
織田信長」は「信長」と言う名前だから強そうに見えますが、もし「織田太郎」という名前だったら間違いなく桶狭間の戦いで真っ先に死んでいそうですし、「信長の野望」が「太郎の野望」なんて名前だったら、シリーズ化もせずに終わっていたでしょう。
なまじポピュラーな名前のせいで、教科書などにも「太郎」は頻出しました。
学校の国語の授業などで「太郎さん」が登場する度に、クラスメイトたちは一斉に私の方を見るのが鬱陶しくて仕方がありませんでした。あと、「ハロー」と響きが似ているせいで、英語を習いたての頃は「Hello」みたいな言い方で「ヘイ!タロータロー」とか言われたりして、これもまた鬱陶しかった覚えがあります。あと同じ名前の犬にも何度か出会いました。
とにかく、「太郎」と言う名前はカッコ良くない。どんな由来があろうと、愛情があろうと、私は「太郎」と言う名前に誇りを持てませんし、恋人や妻ができても「太郎さん」とは呼ばせたくありません。とにかく「太郎」は嫌です。

そういうわけで私は、キラキラネームだろうが何だろうが、子供が気に入るかどうかなんて
子供が成長してみなければ分からないのですから、他人が横から口を挟む問題ではないと思うのです。一般的な名前だって嫌う人間が存在するのですから、どんな奇怪な名前だって誇りを持って生きていく人はきっと存在するでしょう。
ただ、「読めない名前」だけは、周囲に迷惑がかかるのでやめた方がいいと思います。
私が「太郎」と言う名前について唯一気に入っているのは、説明の必要が無いことです。
電話口で名前を言うときも、「太郎です。普通の」とだけ言えば、ほぼ確実に伝わります。
一応、「太朗」という亜種が存在するので「月じゃない方」と付け加えることがありますが、必要な注釈はそれくらいで、名前を読み間違えられたり、書き間違えられた経験は皆無です。

名前とは一生付き合っていく存在であり、当人だけでなく、周囲にも関係するものです。
あなたが、もし子供を育てることになったとき、どんな名前を付けるかはもちろん自由です。
しかし、できることなら読みやすく、あとかっこいい名前にしてあげてください。
太郎からのお願いです

コメント

きさらぎ
No.139 (2016/03/04 15:04)
太郎って名前は名前が履歴書の見本によく使われるのは
わかりやすいのが広まりしやすいからという意味もあるそうだ。


クロコジブリ
No.140 (2016/03/04 19:19)
自分があまりにも平凡すぎる名前でそれが逆に目立って苦労した、と言うのであれば、
キラキラネームがその子供に苦労を与える可能性が高いことが容易に想像できると思うのですが・・・
じゃぃう
No.141 (2016/04/27 18:59)
似衣留よりましでしょ
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