死なない程度にがんばる

だから私はポケセン版ピカチュウが嫌いなんだ

2015/11/19 17:42 投稿

コメント:2

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私が産まれたのは1992年、時期としてはゲームボーイやスーパーファミコンがすっかり普及した頃です。
父親がゲーム好きだったため、私はペンを握るよりも先にゲームのコントローラーを握っていました。

5歳くらいの頃、父親が「ポケットモンスター赤・緑」を買ってきました。
当然私もプレイしたのですが、その頃の私はようやくひらがな、カタカナを覚えた頃であり、カタカナ言葉についてはまるで無知でした。
アニメの影響で主人公に「サトシ」と名付け、「ライバル」「ニックネーム」の意味が分からずにライバルにも自分のポケモンにも「サトシ」と名付け、
その結果最初の戦闘で「サトシがサトシとバトルし、サトシを繰り出す」というとんでもない状況になったことを記憶しています。
それでも、何だかんだとエンディングを見るまでプレイ、さらに映画「ミュウツーの逆襲」も映画館へ見に行くほど「ポケモン」にハマることに。
そのまま私のポケモン熱は冷めることなく、さらに数年後にはポケットモンスター金・銀も買ってもらい、
結局そのまま私はブラック・ホワイトまでの「ポケモン」を全てプレイすることになりました。
とにかく、私にとって「ポケモン」とは、それくらいに幼い頃からの付き合いがあり、思い入れの深い作品だったのです。

そんな私にとって、近頃どうにも納得できないことが一つ。




それがこの、ポケモンセンター版のピカチュウです。
何が問題かというと、顔の形が違うのです。
見ての通り、この画像のピカチュウの顔は横に長く、シンプルな楕円形です。




初期の頃のピカチュウはこのように、頬の辺りが膨らんで顔が二段になっており、それに合わせてか体も結構丸々としています。
どちらの体型をかわいいと感じるかは個人の感性によるのでどうこうは言いませんが、少なくとも私の慣れ親しんだデザインはこちらの方なのです。
さらに言えば、私は「ポケモンかけるかな?」のビデオを見て育った世代であり、その歌詞である「さんだんがさねの かがみもち」というフレーズも鮮明に記憶しています。



見ての通り、「さんだんがさねの かがみもち」というのは、ピカチュウの顔が二段、胴体で一段です。
ここで分かると思いますが、ポケモンセンター版のピカチュウの顔では、この歌詞が成立しないのです。
とにかく私がポケモンセンター版ピカチュウを嫌う理由はこれで、子供のころに慣れ親しんだ「ポケモンかけるかな?」を否定され、
ひいては自分の慣れ親しんだピカチュウそのものすら否定されているように感じてしまう。それが嫌なのです。
一応、現時点ではまだポケモンセンター版のピカチュウがスタンダードになっているわけではなく、
最新のゲームのピカチュウを見ても「頬の辺りが膨らんで顔が二段」のデザインが採用されているのですが、
グッズに関しては当然販売を行うポケモンセンターのデザインが採用されているため、その点ではポケモンセンター版ピカチュウを見かけることも決して少なくありません。
LINEスタンプに採用されているのもポケモンセンター版ピカチュウであり、使いもしないのにLINEスタンプを集めるのが好きな私にとって、
こちらのデザインが採用されていることは、はっきり言ってかなりの不服でした。
第一に、同じキャラクターについて二種のデザインが混在していること自体、ややこしいので良いことだとは思えないのですが、
相変わらずピカチュウは二種類の顔の形が混在した状態が続いています。

そもそものところ、慣れ親しんだとかそういう話以前に、どうにも私はこのポケモンセンター版のピカチュウが「かわいい」と思えないのです。
その点について自分なりに考えてみたところ、一つの答えに行き着きました。
言うまでもないことですが、ピカチュウはネズミのキャラクターです。
その割に体色は派手で耳は長く、尻尾はカミナリの形、とネズミらしい要素はほとんど存在していません。
そして、ネズミらしいところはどこか?と探してみると、そこで目に付くのがこの「膨らんだほっぺた」なのです。
ピカチュウのほっぺたの赤い部分は「電気袋」と呼ばれ、ここに電気を溜め込んでいるという設定なのですが、
これがハムスター等にある「頬袋」をモデルにしていることはまず間違いないでしょう。
そのため頬が膨らんでいる方が「袋がある」ように見えて自然に感じるのです。
ポケモンセンター版のピカチュウは単に頬に赤い模様があるようにしか見えません。
また、当たり前のことですが、自然界に正確な楕円形の顔をした生物なんて存在しません。
架空のキャラクターに何を言っているのかと思われるかもしれませんが、これが重要なのです。
上記の頬袋の話もそうですが、ピカチュウにとってほぼ唯一の「ネズミらしい部分」がこのほっぺたであり、
これこそがピカチュウの「生物らしさ」を作り上げていたのだと思うのです。
しかし、ポケモンセンター版のピカチュウはそうではない。機械的な楕円系の顔は、ネズミらしさ、生物らしさを感じさせない。
そうなってしまえばピカチュウに、もはやネズミらしい部分は一つも存在しなくなってしまい、ひいては生物らしさも失われてしまうのです。
つまり、ピカチュウは顔が楕円になったことで生き物らしさが失われ、「かわいらしいネズミのキャラクター」から、「無機質で機械的なキャラクター」に変わってしまったと、そう感じるのです。

時代に伴ったキャラクターのデザインの変遷はよくある事であり、ピカチュウに限らず、それが気に入ることも、気に入らないこともあると思います。
仮にそうして、自分の気に入らないデザインが普及してしまったとしても、それが製作側の意向となれば、消費者は甘んじて受け入れるしかありません。
今となっては、私も昔ほどポケモンに入れ込んでいるわけではありません。ハードを買うのが面倒だからと「ポケモンX・Y」以降はプレイしていませんし、
最新のポケモンについても一部を少し見かけたくらいで、知らないものの方が多いでしょう。
だからこそ、慣れ親しんだピカチュウくらいは変わらないまま、昔のままでいてほしかった。
様々な場面でポケモンセンター版のピカチュウを見かけては、ふと慣れ親しんだ頃のポケモンを思い出し、私は何だかやるせない気分になるのです。

コメント

愛野幸四郎
No.1 (2016/06/13 13:45)
ポケセンピカチュウはウサギみたいで可愛いと思います。
ゲスト
No.2 (2018/06/08 23:34)
「無機質で機械的」とありますが、そもそもポケセン版ピカチュウはそういうコンセプトで作られたデザインなのでは?と思いました。
無機質で機械的=記号的な形なので、どんなデザインの商品にも合い、グッズ化しやすい、というコンセプトなんじゃないかと私は考えます。サンリオのキャラクターなんかもそういうデザインですよね。
ポケモンのグッズといえば断然ピカチュウが多くなるだろうし、ピカチュウくらいは…というのはそもそも無理があると思います…。
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