新田恵海に関して、声帯結節治療のお知らせとお詫び
この発表は本当に驚いた。彼女の大ファンだからというわけではない。
先週行われたμ's5thをライブビューイングで観たのだが、その時の彼女は元気そのものでスクリーンからでも勢いを感じることができた。あのライブは2日間で各4時間前後の長丁場だったのに、それを乗り越えたのだ。今回、ライブビューイングのレポートを彼女がどれほど頑張っていたかも少々織り交ぜつつ書こうと思う。ファイトだよ!
今回、初めてライブビューイングを体験した。5thライブの初日、場所は新宿バルト9。劇場が開いたのは開演30分前。しかし開場前から長い列ができていた。やはり劇場が新宿だけあって盛況で、ジャージ姿の人もちらほら見受けられた。入ったときはまずスクリーンという枠がある状況でどのように楽しめばいいか不安であった。しかし、その不安は開演前にすぐ払拭される。従業員がライブビューイングについての諸注意を言うのだが、第一声が「にっこにっこにー」。悪ノリである。ただ、それは単なる悪ノリではなく、諸注意を聴いてもらうため、そして皆で一つの空間を作るための第一歩。説明の内容もところどころにラブライバーが楽しめるようなネタが盛り込まれており、非常に気持ちが高揚する状態を作り出しているなと感じた。
そして、5thライブの開演である。一曲目は華々しく「それは僕たちの奇跡」で、新田恵美が勢いよくセンターで踊っているのが印象的だった。あの姿を見てだれも調子が悪かったなんて思うだろうか、というほどのアグレッシブさであった。そして、「僕らは今の中で」と立て続けにOP曲でプッシュし、観客の振るライトも勢いづく。MCでは花陽の「誰か助けて~」から始まり、9人の定番コールに観客はさらに活気づく。安心かつ期待できるスタートという印象だった。
今回のライブで目を引いたのは衣装の良さである。衣装チェンジが何回かあったが、どれもきれい且つ自然なつくりになっていた。特に「ユメノトビラ」はアニメ2期の3話の衣装を忠実に再現していて非常に似合っていた。アニメと同じ衣装だと違和感がでるかと思ったが、「このライブのためだけにデザインした衣装」と言われても納得できるほどにマッチしていた。
そう、そして衣装と言えば「Love wing bell」である。この曲では飯田里穂がウェディングドレスで歌っており非常にきれいであった。さらに、衣装に加え演出も素晴らしかった。ライト、舞台、そして凛以外のメンバー。それぞれが凛を祝福するように演出をしていて、おのずと観客も同じように祝福の気持ちを伝える。何万人もいる場であるからこそ成しえた幸せな空間であった。
衣装以外にも良さはいろいろあった。たとえばMCやドラマパート。
MCはなぜか笑顔ではっちゃけたことをいう三森すずこ。急に台本にないことを言うことを宣言してリリホワの2人を驚かせる楠田亜衣奈。ドラマパートでは絵里がつっこみ役としてフルスロットルで話倒し、スピリチュアルな希と諸突猛進な穂乃果がそのつっこみからさらにはみ出そうとする。ドラマパートはふかふかした映画館のシートに座りながら見ていたので、家にいるようなお茶の間感覚で楽しむことができた。
もちろん歌もよかった。個人的に一番好きな「Shangri-La Shower」、イントロ聴くだけでハロウィンのイメージが浮かび上がる「Dancing Stars On Me!」など様々な曲を聴くことができた。ライブの途中で、ラブライブが始まって今までの曲すべてを紹介していたのだが、皆口ずさんでその紹介映像を見ていたのには感心した。おそらくラブライブはスクフェスのおかげでどの曲でも多くのファンが歌えるようになっていて、愛着も湧いてきているのだろう。私も好きでもない曲でも口ずさんでしまっていて、我ながら驚いていた。
あと、ライブというよりライブビューイングのことだが、メンバーの表情をしっかりとみることができたのが非常に良かった。「Dreamin' Go! Go!!」では南條愛乃がタオルを使って顔だしたり顔隠したりする姿、徳井青空のネコ耳で踊っている姿、Pileのだいたいの姿がかわいかった。ライブに集中していても出演者の表情を見ることは普通だとあまりできないので、今回は違う楽しみ方も味わうことができた。