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ホラーゲーム批評第二十一回:ザ・アサインメント(サイコブレイクDLC)

2017/01/21 23:30 投稿

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皆様、新年あけましておめでとうございます(遅
2017年は一月からゲームの発売ラインナップが凄まじくて全然寝る暇が無いですね!
ニンテンドースイッチの発表やらなんやらで2017年はとてつもない一年になりそうな予感。
まあその話はさておき、今回は賛否両論を巻き起こしたゲーム、サイコブレイクのDLC第一弾のレビュー行くぞー!



タイトル:ザ・アサインメント(サイコブレイクのDLC)
発売元 :Bethesda
開発元 :Tango Gameworks
配信年 :2015年

ハード :Steam,Playstation3,Playstation4,Xbox360,XboxOne
価格  :1000円(税抜)


別視点から見たサイコブレイク

ストーリー
KCPDに所属し、セバスチャンらのチームの一員である女刑事、ジュリ・キッドマン。だが彼女には秘密の組織『メビウス』の一員というもう一つの顔があった。ビーコン精神病院で起こった大量殺人事件で、ある命じられた目的の為に動いていたキッドマン。彼女は何を考え、どんな決断をしたのか? ジュリ・キッドマンとはいったい何者だったのか? 彼女の目から見たサイコブレイクのもう一つのストーリー。



DLCの主人公キッドマン。
本編で何を考えてるかわからなかった彼女だが
二つのDLCをプレイすれば彼女の意図がわかる
本編だけだと嫌な奴にしか見えないが……





 というわけで、本DLC『ザ・アサインメント』はサイコブレイク本編を女刑事キッドマンの視点から描き、本編の内容を補完するDLCの
前半部分
である。

サイコブレイクの物語を知るためには後編の『ザ・コンセクエンス』をプレイする事も必須なので、購入する際はそこらへんも留意して買うようにしよう!これだけだと意味が無いぞ!




キッドマンは何を考え、何をしたのか
物語は『ザ・コンセクエンス』へと続く
ってオイ!まだ終わんないのかよ!






いやマジで本編でやれ頼むから

 本DLC『ザ・アサインメント』ではキッドマンの出自とその所属組織『メビウス』の目的、更にSTEMの詳しい説明、ヒメネスとルビィクの因縁、ルビィクの目的など
それ本編できちんと説明しろよ
っていう情報がこれでもか、と明かされる。
考察サイト等を参考にせず自力でストーリーを理解したいならこのDLCは必須だ。

 ちなみにサイコブレイク本編の発売が2014年10月23日、このDLCが2015年3月11日なので
発売日に買ったプレイヤーは実に五か月近くも不完全なストーリーを食らわせられていたわけで、ユーザー目線だとさすがに時期を逸しすぎている感が半端じゃない。
確かこのDLCが出た頃には日本国内ではかなりの数の低評価がついていたはずなので、もしこのDLCがもっと早く出ていたら少しは評価がマシだったのかもなあと思うと少し残念な気もする。

 今からサイコブレイクをDLCも全部込みで遊んでみたい!という人がいるなら、本編チャプター6が終わったあたりでこのDLCをプレイしておくと物語の内容が理解しやすくなると思うのでオススメ。



ストーリーに没入する上で必要だと思える
情報がわんさか
絶対に情報を盛り込む分量を本編とDLCで
間違えている





本編よりホラーしてるステルスTPS

 さて、本編とDLCでレビューを分けている最大の原因。それは本編とゲーム性が大きく違うからだ。

本編はステルス要素もあるにはあったが、途中からは敵を撃ち倒して進むアクション要素が強いゲーム性だったのに対し、本DLCはステルス要素がとても強くなっている。

というのもキッドマンは冒頭で拳銃を落してしまい、それ以降ほとんど丸腰で進むことになるので、ゲーム中でほとんど敵への対抗手段を持っていないのだ。
パワーアップも無し。

なのでカバーアクションや、音を立てて敵をおびき寄せたりといった、本編には無かったステルスに徹するためのアクションが追加されている。



物陰に隠れて様子を伺いながら進む
戦闘は原則行えないので慎重になろう
本編にはあまりなかった緊張感だ








なんて事の無かったホーンテッドでさえ
今の丸腰のキッドマンには脅威である  










新クリーチャー「キャダバー」も登場
感覚は鈍く対処は難しくない敵だが銃器が
無いので気づかれないように







 また、『ザ・アサインメント』の独自要素としてライトを使った仕掛けが挙げられる。
これは赤い星のマークがある所にライトを上手く使うことで新たな道が開けるという、主に謎解きに使う要素だ。
一度クリアすると出てくる、理不尽なまでにステージが真っ暗闇になる「KURAYAMIモード」ではライトの明かりが唯一の頼りになるだろう。



壁のマークにライトを当てると隠し扉が出現
マークを見つけたらライトを当ててみよう










所々に見られるカタツムリに 
ライトを当ててみると……  







そして『ザ・アサインメント』の一番の特徴といっても過言では無いのが
新クリーチャー「ライトウーマン(シェード)」だ。



サーチライトになっている頭とセクシーなおみ足が特徴的な彼女は、その特異なシルエットもさることながら、
即死攻撃持ちのいかにもサイコブレイクな敵である。
Psychobreak is back!

 ただし本DLCは本編での評価に反省したのか、全体では即死攻撃を受ける機会は減らされているのでこのぐらいならまあ許容範囲内かな。こいつの特殊能力はめっちゃ鬱陶しいけどな!
でもこの敵のデザインはサイコブレイクの中では個人的に一番好きである。
なんでこんな良デザインをDLCの方に割くか、それがわからない。

 演出も短いゲーム内容ながら凝ってるものが多いし、ステルスを主体としたゲーム性も相まって、
本編よりもホラー要素が強化されているDLCといえる。
といってもあくまで怖くなかったサイコブレイク基準で比べて……って意味なので、めっちゃ怖いホラーゲームというわけではないのは注意。

分売するのはどうかと思います

 色々と問題点の多かった本編と比べると手堅くまとまってる印象の強い本DLCではあるけども、欠点もある。

カメラが近い。

 ステルスゲームに生まれ変わった『ザ・アサインメント』でこれはかなり鬱陶しい仕様で、敵がどこにいるかが把握し辛い!
本編でもステルスを強要される数少ない場面では見通しが悪くて苦労したが、これでもそのままその欠点を引き継いでいる。

 欠点と言う程ではないけど少し気になったのは、設定を説明するためのムービーイベントが相当詰め込まれているので、イベントでの足止め時間が長くプレイのテンポが少し悪いと感じた。
本編が説明不足すぎるので仕方無いところではあるんだけど、もう少し情報量のバランスというものをだな……。

 そしてなにより言いたいのは
DLCが無いと理解し辛いシナリオを作らないでほしい
ってことですかね!

 前後編の『ザ・アサインメント』『ザ・コンセクエンス』合わせて2000円追加で出さないと大事な部分がわからないシナリオはさすがにどうかと思う。
キッドマンが何を考えてどういう行動してるのか本編だけだと本っっっ当に全然わからないからな!!

DLCを売って儲けたいのはわかるんだけど、物語を楽しむうえで必要最低限なピースまで欠けた状態で発売されると、さすがにあくどい商売してんなとしか思えない。

 あとは死んだときのロードが長いのが本編と共通ってぐらいかな。死ぬ回数は減ってるからあんまり気にならなくはなってるけどね。



これサイレントヒル2だろ!って光景も登場
ここまで露骨だともう笑えてくる
大して重要でもない謎解き用のギミックだが
さすがにちょっとは変えた方が……





総括

 価格1000円ならまあ妥当じゃないかと思わせるそこそこ良く出来たステルスホラー。
とはいえ前後編の分売状態なんで実質2000円みたいなもんだけど、出来は悪くない。

 初見でプレイしても3時間程度というプレイしやすいDLCでもあるし、サイコブレイクが気に入った人や、物語を理解したいという人にはオススメなDLCだ。
反面、本編とは全く違うインディーホラーゲーのような作品なので、本編のTPSのアクション部分が気に入っている人にはオススメできない。
一つだけはっきりしてるのは、このDLCの価値はプレイヤー個人のサイコブレイクの物語への関心度に大きく依存してるってことですね!

 今なら本編のサイコブレイクが大変お安く買えるし、その分DLCを買ってみるかーってノリで購入してもいいんじゃないかとは思うけどね。
とりあえず本編やってみてから考えて欲しい。本編の癖が強すぎるゲームなんで。

というわけで後編の『ザ・アサインメント』のレビューへ続く!
次回は別のゲームのレビューするけど!また次回!


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