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スイス人のトーマス・コーラさんは日本が大好き。スイスの旅行代理店で日本旅行を担当していました。しかし、東日本大震災を境にキャンセルが続出し、トーマスさんは失業してしまいます。

多くの人なら行き詰まってしまいそうな状況ですが、彼は考えました。「日本にはまだ安全な場所がたくさんあるはず。自分の足で日本を歩いて、世界の人に紹介しよう」と。



Negative: Nothing』は、スイス人の兄弟監督ヤン・クヌーセルとステファン・クヌーセルが制作したドキュメンタリー映画。北海道から鹿児島まで、2900キロを歩いて縦断したトーマスさんを追った旅の記録です。3.11がきっかけではあるけれど、トーマスさんと旅で出会った人々との交流を優しく見守った心温まる作品が完成しました。

「旅で重宝したアイテムは?」というルーミーからの質問に、「すごく役立ったのは麦わらの傘」とトーマスさん。京都の友人から頂いたそうで、熱や雨、風から守ってくれたそうです。「完璧なデザインで、これがなければ2900キロも歩くことはできなかった」とのことで、「アーバン・ヴァージョンの傘はないのかな」と話していました。



また、独りで歩いている時に考えたことは、メモ帳に記して毎日のブログに備えていたそう。「オールドスクールだけど、PCと違って電気も要らないしね。日本を縦断する時は手帳を忘れずに」とのこと。さらにバックパックにつけた日本とスイスの国旗が会話のきっかけになったといい、「子どもたちでさえ、国旗を見て僕の国について質問してくれたよ」と振り返っていました。



ルーミーでは、3月に開催される『Negative: Nothing』の試写会に計6組12名様をご招待します。参加ご希望の方は、FacebookまたはTwitterアカウントでログイン後、記事の下のコメント欄に「応募希望」とご希望の日程を明記の上、コメントを書いて応募してください。(※ゲストコメントでの応募はできません)

『Negative: Nothing』試写会
日程:3月9日(土)/3月16日(土)
時間:両日とも18:00開場/18:30開映
会場:ドイツ文化センター(東京都港区)
ルーミー招待枠:各日3組6名様

※試写会は3月22日(金)と23日(土)にも開催されます。詳細はオフィシャルサイトまで。

[Negative: Nothing 全てはその一歩から]
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