一見、岩にしか見えないこの物体、何だと思いますか?
実はこれ、アルプスに作られたひとり用の山小屋なのだそう。ヴェルビエの野外彫刻公園内の住宅開発事業の一環として、スイスの設計スタジオ「Bureau A」により設計・施工されました。
その名も「アントワーヌ(Antoine)」。スイスの小説家シャルル=フェルディナン・ラミュが、『アルプス高地での戦い(Derborence)』で描いた主人公の名前に由来しています。
中をのぞくと、折りたたみ式のテーブルやイスがあり、アルプスの寒さをしのぐストーブも完備しています。
雪がつもったら、ますます本物の岩と見分けがつきませんね。
Bureau Aによると、“見つけた人は自由に入って隠れることができる”そうです。(誰から隠れるのかは謎ですが…。)
かくれんぼをしてここに隠れたら、いつまでたっても見つけてもらえる気がしません。
以下の記事では製作過程の模様も紹介されていますので、ぜひあわせてどうぞ。
人間、岩になりたい時もある [ギズモード・ジャパン]
text by 野本 纏花
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