今回紹介するKickstarter発のSimply Gumは、市販のガムに含まれている化学合成物や食品添加物を一切使わず、天然素材のみで作られたプロダクトです。
アメリカは特にオーガニックやGMO (genetically modified、遺伝子組み換え)といった言葉に敏感な国でもあるので、この商品が出てきたのも意外なことではありません。
公式ウェブサイトを見つけてすぐ、6種類の味がセットになったAssrotedを注文して試してみました。
1. パッケージ
約6cm四方のコンパクトなパッケージはシンプルなデザインが素敵です。一箱には15ピースのガムが入っており、”100% Natural”の文字はなかなか誇らしげ。
2. 材料
使われている材料はたったの6つだけ。
All Natural Chicle – 天然チクル
Organic Dried Cane Juice – オーガニック乾燥サトウキビ
Organic Vegetable Glycerin – オーガニック植物性グリセリン
Organic Sunflower Lecithin – オーガニックひまわりレシチン
Organic Rice Flour – オーガニック米粉
Natural Flavor – 天然香味料
パッケージの裏には簡単な成分表も載っており、それによれば1ピースあたり2カロリーとのこと。
3. 見た目
チューインガムそのものはペレット型をしており、大きさは手作りのため不揃い。色はどの味も茶色で共通しており、表面が白っぽく見えるのはくっつきを抑えるための米粉のせいだそうです。
4. 噛みごこち
まず口に入れてみての印象は、お、結構硬い。その後、一般のチューインガムとは違って、噛めば噛むほど柔らかくなっていくのが意外でした。味は大体15分保てばいいほうと、ちょっと短めなのは残念。
5. フレーバー
6種類の味ひとつづつに10点満点のスコアをつけてみました。順位は以下のとおり。
6位 Fennel Licorice (1/10)
フェンネルにリコリスという強烈な組み合わせ。自分はリコリスが苦手なので、これは食べる前から最下位決定。思ったより控えめな味でしたが、漢方っぽさは拭えず。
5位 Coffee (3/10)
その昔ロッテから出ていたコーヒーガムそのままの味。ものすごく安い缶コーヒーを更に薄めたような味で、コーヒー好きとしてはかなり残念な出来栄え。
4位 Ginger (6/10)
チューインガムにはなかなか新鮮なフレーバー。適度に土臭くて自分は結構ツボでした。
3位 Maple (7.5/10)
ほどよく優しい甘さが特徴的なメープル。なかなか朝ごはん以外で使う機会がない材料だけに、これは面白い選択だと思います。
2位 Cinnamon (8/10)
シナモン味というよりニッキ味といったほうがいいような雰囲気。子供のころ大好きだった塊炭飴(北海道ローカルで申し訳ありません)そっくりでした。
1位 Mint (9/10)
ほんのりさわやか。やっぱりオーソドックスなミント味は強かった。
Simply GumはすべてNYCで手作りされており、NYCエリア以外では公式ウェブサイトからの注文となります。日本への送料は$15と安くはありませんが、珍しさがたくさんのSimply Gum、ちょっと試してみませんか?