おいしいベーカリーめぐりに凝っているみなさま、自分でおいしいパンを焼いてみませんか?
とは言っても、女の人では難しいあのコネコネ捏ねる作業、いりません。ホームベーカリー、もちろんいりません。初心者向きです。カンパーニュが簡単に焼けます。
捏ねないカンパーニュは、NYのサリバンストリートベーカリーのジム・レーヒーさんが考案し、NewYork Timesにそのレシピを公開したことから、ジワジワ人気が出て来ているレシピ。それを元に、何度か試しておいしくできた方法に少しアレンジを加えています。
【用意するもの】
・ボール:2つ
・スパチュラ(さえ箸やゴムべらのようなものでもOK)
・サランラップ
・ベーキングペーパー
・ふきん
・STAUBやLe Creuset、ダッチオーブンのようなお鍋
【材料】
・小麦粉 400g
・塩 6g
・イースト 5g(ドライイーストの場合半量)
・水 300g(一部牛乳に変えてもOK)
・お好みでレーズンやナッツなど
【作り方】
1. 全て計量し、粉ものからひとつのボールに入れる。※レーズンなど入れる場合は水や牛乳を入れる前に
2. へらのようなものでサッと混ぜる。※捏ねない。混ぜすぎない
粉っぽさがなくなり、こんな感じに全体がだいたい混ざったらOK。
3. [1次発酵] 生地が乾燥しないようにラップなどで密封。冷たい所で12-17時間保管。あまり寒すぎると膨らまないので、冬は、窓を開けっ放しにして冷やした部屋に置くとちょうど。または床下など
ひとまず、最初の作業はこれで終了。普通の捏ねる方法と違って、低い温度で、時間をかけてじっくり発酵させるのが特徴。焦らず、じっくり待ちましょう。
12~17時間後…
4. 生地が2倍ぐらいにふくらみ、表面にポツポツ穴が空いていたら1次発酵終了
5. 小麦粉などで十分打ち粉をしたボードに生地を広げ、4隅を中心に折り畳む作業を2回ほど繰り返す
6. 小麦粉を十分にふりかけたふきんをボウルに広げ
生地の折り畳んだ重なりがボールの下にくるように、中に生地を入れる
7. [2次発酵] ふきんをそっとかぶせるように閉じて、2時間常温で寝かせる。※2次発酵終了の30分前ぐらいから、STAUBを蓋をしたままオーブンに入れ、170度ぐらいの余熱開始
8. 2時間後、2次発酵終了。生地は更にふくらんでいます
9.ベーキングペーパーをしいて、その上に、今度は重なった側面が上に来るように、ひっくり返すようにして生地を出す
10. 熱くなったSTAUBをオーブンから出して、中にベーキングペーパーごと生地を入れる。※熱いので火傷しないように気をつけて!
11. 蓋をしてオーブンに入れ、まず250度で30分…..
30分後。ちゃんとパンみたいになっているけど、こんがりが足りません。
12. 蓋を取ってさらに230度で15分
わぁ! こんがり、さっくりとっても美味しそうにできました!
2次発酵後は、余熱を開始したり、温度を変えたりとちょこっと忙しくなりますが、実際に調理をしている時間自体は、合わせても30分にも満たないほど、簡単なレシピ。
イーストは繊細で気温によって働きが変わってきたり、小麦粉を変えると、また食感が変わったり。こんなに簡単だと、気軽にできるので何度も何度も繰り返して、あなただけの極上カンパーニュを目指してください。
始める時は、時間配分に気をつけて! 今の所、私のベストタイミングは16:00から1次発酵をスタートできるように始めると、次の朝起きて続きの調理に取りかかり、ランチにできたてのカンパーニュをいただく、という流れ。
簡単だけど、時間はちょっとかかるので、ライフスタイルに合わせて楽しんでくださいね。
Recipe:No-Knead Bread [The New York Times]