そんななかで「ひとりあそび」が絶滅の危機に瀕していると思いませんか?
クリハラタカシさんの「みんなのひとり上手手帖」は、あらゆる物事とイメージの力を使ってひとりで楽しむ知恵を集めた手帖。
たとえば、「車窓に忍者を走らせる」、「汁に浮いた油をつなげる」、「タイルの線を踏まずに歩く」、「電車で前にいる人を寄り目で分身させる。さらに、はなれて座ってる2人を分身させて合成する」「指に顔を描くといとおしい」、「電球のヒモをフーッ!と吹いてゆらす。(顔に当たったら負け)」、「ホチキスの針でチェーンをつくる」、「美人をチラチラ見る人をチラチラ見る」などなど。
いま何かないかな? と思ったときには、巻末にシチュエーション別逆引き辞典が載っています。
電車でやるひとり上手、お風呂でやるひとり上手、小道具を使うひとり上手、アウトドアひとり上手、脳内でやるひとり上手などなど、いつでもどこでもひとりあそびを楽しめます。
手帖のタイプは、赤(スウェード調)と黒(まるで本革)と緑(学生手帖風)の3種類。
携帯電話がなかったときは、みんなこうしてひとりを楽しんでいたはずです。携帯電話やスマートフォンを少し横に置いて、ひとりで楽しんでみませんか?
読むだけでも、思い出し笑いのようなおかしさがフッと出てしまいます。
ご購入はこちらからどうぞ。
『みんなのひとり上手手帖』[ナナロク社]