アヒルの水かきのような形、靴下のようにも見えるけど……。なんとも個性的なこちらのアイテムは、自分の足に合わせて手作りする、世界にひとつのスリッパです。
高級革靴のオーダーメイドは数あれど、オリジナルスリッパは珍しいですね。自分に合ったスリッパがなかなか見つからず「それなら自分の足に合わせて作ってしまおう」というアイディアから始まったそう。
名前もユニークで「フォンデュ・スリッパ」というのだそう。何やら、チーズ・フォンデュのようにして製作されることからこのネーミングになったのだとか。
作ったのは、デザインやイラストで活躍されているSATSUKI OHATAさん。(HPも、ちょっととぼけた味のあるイラストばかり!)。プロトタイプ版が国際家具見本市「ミラノサローネ」の若手デザイナー部門「サテリテ」で公開されました。
こちらが「フォンデュ・スリッパ」のキット。まるで、これからチーズを作るかのようですね。
素材は硬質ポリ塩化ビニル(PVC)の液体を使用します。足を入れ、乾かすだけで完成します。作る過程も楽しめますね。
頑丈にできており、外での使用も可能です。アウトドアのときに、キャンプ場でリラックスして使ったりと、いろいろなシーンに対応できそう。
かかとを折って履くこともできるので、外で履くときはスリッポン状にしてもよいですね。
油性ペンでカスタムしてみたりも……。
汚れた時はじゃぶじゃぶ洗えばOK! お手入れも簡単です。裸足のような感覚で履くことのできる自分専用のスリッパ。これがあれば、もっとおうち時間が楽しくなりそうですね!
自分の足にフィットし過ぎるスリッパ [カフェグローブ]
Text by 長祖 久美子