年末に、思いにふけりながら掃く。

『白木屋伝兵衛』のホウキは、この道50年の職人さんが手編みでつくる江戸箒(えどほうき)です。

たとえば室内用の「新型地草・“特上”」。編み目を見ているだけでうっとり。

柔らかさとコシに強さを兼ね備えた職人頭が“草選り”することで、適度なバネ性を生み出すのだそう。ちょっといいホウキで掃いた時の手首に伝わる心地よさによって、お掃除がリズミカルに。

こちらは手箒。お部屋のインテリアとしてもなじみそうです。

ホウキは古くは奈良の正倉院にも納めれており、豊作を祈るために使ったとも言われています。掃くことで魔除けを祈っていたのかもしれません。

ハンドメイドで作られる紙と竹で出来たのちりとり。柿渋の独特の風合いがいい感じ。プラスチックのちりとりと違って、静電気によってゴミがまとわりつかないそうです。

いつもよりちょっといいホウキを片手に、年末ゆっくり掃除をしてみると、心が平穏になっていきそうですね。

江戸箒

[白木屋伝兵衛]

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