みかんと並び、寒い時期のフルーツの代表格ともいえるりんご。「カリウム、カルシウム、食物繊維、ビタミンC、有機酸などを含み、栄養価が高いと言われるりんごは、高血圧予防、コレストロール低下、便秘改善、疲労回復……といったたくさんの効果が期待できるそうです。そのまま食べてもおいしいですが、りんごと言えばアップルパイ。
そこで、ぐつぐつコンポートを作ったり、パイ生地をこねる手間が一切かからず、子供でも簡単に作れてしまう“手抜きアップルパイ”の作り方をシェアしたいと思います。
これは最近まで隣に住んでいたイギリス人の方に教えてもらったものですが、鍋不要! 計量不要! つまりナイフ一本でできてしまいます。
【材料】(4個分)
りんご 2個
市販のパイシート
りんごの品種はなんでもよいですが、ここでは「アップルパイ向き」と言われる紅玉を使用しています。
【作り方】
まず、りんごを半分にカットし、芯の部分を繰り抜きます。
次に市販の冷凍パイシートを4等分し、クッキングシートを敷いた天板に並べます。冷凍パイシートは、りんごをカットする前に室温に戻しておくと扱いやすいです。
半分にカットしたりんごをさらに薄くスライスします。スライスしなくても味は変わりませんが、皮付きのまま焼くのでスライスしたほうが食べやすいのです。
スライスしたりんごをパイシートの上に乗せ、パイシートにぐりぐり押し付けます。
ティースプーン一杯分のグラニュー糖を回しかけます。ここで、シナモンパウダーをふったり、溶かしバターを回しかけたすると、なお風味が増します。
210度に温めたオーブンで30分焼きます。
あっという間に完成です。
冷めてもおいしいですが、やはりパリパリの食感を味わうなら焼きたてをぜひ! コンポートを包み込んで焼いたアップルパイとは違い、さっぱりとした味わいの軽いパイに仕上がります。アイスクリームや生クリームを添えれば、ワンランクアップ。急な来客、子供のおやつ、晩御飯で手を抜いた日の罪滅ぼしのデザートにぴったりの一皿となります。今回はりんごを使用しましたが、洋ナシや苺、バナナなどもおすすめです。