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ミャンマーの古代遺跡の中にある、豪華リゾートに行ってみよう

2014/12/03 06:30 投稿

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キュレーター松村有希のミャンマー・バガン旅行記一覧は、こちらから。

ミャンマーにある古代遺跡都市、バガンをご存知ですか?

カンボジアのアンコール・ワット、インドネシアのボロブドゥールとともに、世界三大仏教遺跡のひとつと称されるミャンマー屈指の仏教聖地です。

イラワジ川中流域の東岸に大小さまざまな仏教遺跡が林立し、その壮大な景色は息をのむ美しさ。

バガンとは、遺跡群の存在する広い地域を指しています。その一部の、城壁に囲まれたオールドバガンは、考古学保護区に指定されているそう。点在する大小、鮮やかな白色や赤茶色をした仏塔、寺院のほとんどは11世紀から13世紀に建てられたもので、その数は3000を超えるといわれています。

先月一週間ほどミャンマーに滞在する機会があり、バガンに行ってきました。そこは、ユネスコ世界遺産に指定されていないという事が信じられないほどの壮大な美しさ。ピーク期間中だと聞いていたので、観光客でいっぱいかと恐れていたのですが、時々見かける程度で、かなり優雅に大遺跡を満喫できました。

世界遺産になっていないため、バガンのことを知っている人は少ないのかもしれません。

開拓が最近はじまったばかりのミャンマーですが、実はすでにいくつかのリゾートホテルが建築されています。

なかでも、大自然の遺跡都市でひときわ目立っていた、アート感たっぷりのリゾートホテルThe Hotel@Tharabar Gateに行ってきました!

観光とリラックス空間を同時に味わえるThe Hotel@Tharabar Gateは、バガンの中心地に位置しています。ここなら市内の何処に行くにも楽々。アーナンダ寺院、タラバーゲート、バガンゴールデンパレスといった観光スポットも周辺に位置しているので、移動に大変便利です。

また、入り口すぐ隣のレンタルバイク屋さんがあるほか、ミャンマーレストランも両隣にあるので、小腹が減ったときもすぐに立ち寄れるとてもいいローケション。

バガン滞在を満喫できるように、セーフティーボックス、障害者用設備、コーヒーショップなど、バッチリ完備されています。

また、喧騒から離れてゆったりできる、ガーデン、スパ、屋外プール、マッサージ、ホットタブといった娯楽施設も充実したこのホテルでは、リラックス空間が約束された84室から客室を選ぶことができます。

個人的にとても気に入ったのは、家具や小物のデザインがハンドメイド風のデザインで仕上げられていること。商業的な雰囲気はまったくなく、まるで自分の家の中にいるようなアットホームな気持ちになれました。


竹でできた器、小物入れ、ノートブック。部屋の中は、自然の香りでいっぱいです。

手彫りがあしらわれたルームキーに、木漏れ日がたくさんあふれる窓際のテーブル。

リラックスムードがあふれる朝は、都会疲れした人を癒してくれます。

自然の太陽光であふれるロビー。

屋根から聞こえてくる数匹の小鳥のさえずりをBGMに、メールチェックするのが日課となりました。インターネットが十分に発達しているとは言えないミャンマーで、全部屋Wi-Fi完備はかなり嬉しい。

バガンは、自分の身長とおなじ高さのサボテンが行列する乾燥地帯。雨期はありますが、晴れの日が圧倒的に多いらしく、植物への水やりは現地の人たちの日課です。

緑がたくさんのリゾート内は、まさに乾燥地帯の楽園。ホテルの管理が行き届いている証拠です。




リゾート内でみかける絵画や銅像のアート。まるでアーティストの展示会のようですね。

こちらは、ホテル内に設置されているATMマシーン。大遺跡のイメージを崩すまいと、遺跡らしいデザインで仕上げられています。

暑い毎日に、嫌気がさしてきた…そんなときは野外レストランのとなりに位置するプールがおすすめです。涼しげに遊んでいる観光客を、毎日ちらほら見かけました。

日焼けが気になる私は、もっぱら夜にこのプールで泳いでいました。

開拓が進んでいないバガンの夜は真っ暗。プールに浮かびながら見た、都会暮らしの私には信じられないような無数の星たち。忘れられない想い出となりました。

毎朝6時からオープンするレストランの朝食では、にこやかな従業員さんがパンケーキを作ってくれます。朝食は西洋的なパン、卵料理、ベーコン、ローストポテトなどもありますが、ミャンマーらしいヌードルやライスもありました。ちなみに私は毎朝パンケーキを注文しました。おいしかった…。

ちなみにミャンマーは今まで私が東南アジアを旅した中でも、一番か二番を競うほどに英語が話せる人が多い印象を受けました。そのため、コミュニケーションで困る事はほとんどありません。ここのホテルのマネージャーさんは、5カ国語を流暢に話せる素敵な方で、毎朝「オハヨーゴザイマス」とお辞儀をしてくれる心遣いが微笑ましかったです。

夜に遺跡探索で疲れて部屋に帰ってくると、テーブルの上に竹の器が置かれていました。なんだろうとワクワクしてあけてみると、日本人の私にはあまり見慣れないスポンジ上のデザート…。これがかなり美味しい!

ココナッツの香りたっぷりの、ミャンマーのデザートです。ちなみに毎晩少し、味が変わってました。

ここのホテル、夜はまるで模様替えしたかのように雰囲気が変わります。たくさんのキャンドルの光と、ミャンマー独特の木琴ライブミュージックで飾られたディナーテーブルは、まさにロマンチックそのもの。

便利で快適なバガンの滞在先を探しているなら、チャーミングなThe Hotel@Tharabar Gateは理想的なホテルです。

日本人はバケーションやリゾートというと、ハワイやヨーロッパなどを重点的に考える方が多いそう。観光客ばかりの環境にいくと、気分が盛り下がってしまう私は、まだまだ未開拓のミャンマーを選んで大満足でした。「あれもしたい!これもしたい!」といったイベント重視の旅ではなく、地上にある大自然と歴史を楽しみたい方、バガン旅行はいかがでしょうか?

キュレーター松村有希のミャンマー・バガン旅行記一覧は、こちらから。 [The Hotel@Tharabar Gate]

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