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大学の新しい「購買部」のカタチについて考えてみる

2014/12/03 06:30 投稿

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もうすぐ大学受験のシーズン!大学のキャンパスに足を踏み入れた頃が遠い昔のように感じ、大学生活に慣れるまでは右も左もわからなくて、あたふたしていた自分を思い出しました。特に、筆者は生まれ育った広島から、誰も知り合いのいない福岡で大学生活がスタートしたので、まさに新天地。

大学に入学するとまず行うのが、受講する授業で使用するテキストを購入すること! 考えてみれば生協の購買部、または本屋でテキストを購入した後、例えば履歴書、ノート、筆記用具など、「今日必要なのに忘れちゃった!」といった緊急事態が起こった時にはお世話になりました。でも、基本的にはほとんど足を運ばなかったかも。

それは大学側にとっても、学生側にとってももったいないような気がします。大学の購買部や本屋に「閉店」という二文字は無縁なのかもしれないけれど、学生のみならず一般の人だって行ってみたくなる場になればいいと思いませんか?

キャンパスの購買部の新しいカタチの一歩先を進んでいるのが、アメリカ。

アイビーリーグの一つとしても名が知られているペンシルベニア大学には、ブックストアの中に銀行の窓口が設置されているそう。日本でも金融機関のATMや、大学前などに支店があったりしますが、大学内に銀行がある大学は見たことがない! そして、カルフォルニア大学の本屋さんは、繁忙期を過ぎれば、本や教材が陳列されていた棚は撤収されて、ミュージシャンが音楽を奏でるイベント会場へと変身するそう。

他にも、街でみかけるようなおしゃれなコーヒーショップや、ショッピングモールのようにファッションからデジタル機器まで取り扱っている大学もあるそうです。まるで大学自体が小さな町のように思えてきました。確かに大学には、体育館やプールなどのスポーツ施設、ご飯を食べる学食、寮、クラブ活動ができる部屋など、「衣食住」+「遊」が充実している場所。

大学という「町」の買い物ができる場所として「購買部」、「本屋」さんの役割も、時代に合わせて変化すべきなのかもしれません。もし今から大学生になれるのであれば、郵便局、美味しいコーヒーが飲めるコーヒー屋さん、美味しいバゲットが食べれるパン屋さん、授業と授業の空いた時間を使って映画が観れるシアターがある大学に通いたい! こんなことを言っていたら、「何をしに大学へ行っているの!」と怒られそうですが…。

The Future College Bookstore: Leave The Books, Take The Panini

[Fast Company]

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