僻地へ旅行しているときに、突然圏外になってしまったら不安を感じてしまいませんか? さすがに日本国内で、そういうシーンに遭遇する機会は少なくなってきました。でも、世界には、圏外の場所ももちろんあります。
そんな問題を解決しようとしたのがグーグル主導のプロジェクト「Loon」。これは空中に気球を飛ばしつつ、眼下の地上へインターネット接続環境を整備しようとするものです。2013年に発表されたこのプロジェクトですが、Guardian紙によると、オーストラリアで携帯電話キャリアのテルストラが賛同の意向を表明したそうです。2014年12月中にはクイーンズランド西部に20個の気球を打ち上げ、Telstraが提供する基地局とも連携しながら、上空20kmの地点より4G LTEスピードに匹敵するWi-Fiシグナルが飛ばされるんだとか。
とはいえ、世界中、どこへ旅しても上空の気球からWi-Fiアクセスポイントが提供される時代の到来には、まだまだ時間がかかりそう。でも、いよいよ実現に向けて本格的に動き出したLoonの今後に期待してみたいところですよね。
Google to test-fly balloons which transmit internet over Australia[Guardian]
地球から圏外をなくす気球ネット、オーストラリアで実験開始 /(湯木進悟)[ギズモード・ジャパン]
Google’s Project Loon Now Has a Carrier Working On It Too /(Jamie Condliffe)[米版]
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