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六本木が映画で埋め尽くされたよ

2014/11/11 13:00 投稿

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日本で唯一の国際映画祭に認定されている東京国際映画祭。2014年で27回目を迎えました。毎回著名な俳優や映画監督が来日して1週間ちょっと、六本木が映画一色にそまりました。そんな東京国際映画祭にroomieプレスとして24日から26日までの3日間取材してきました!

東京国際映画祭のメインポスターです。今年の目玉は『ベイマックス』と『寄生獣』。そして日本が誇る映像作家、庵野秀明の作品を大型特集上映。TVアニメ・劇場公開作品に加え、学生時代に自主制作した貴重な短編・CM・PV等を含めた約50作品を上映します。どれもキーワードは日本。『ベイマックス』はキャラクターや舞台の設定の日本が使われています。『寄生獣』は約20年前に生まれた傑作SFマンガの実写化。庵野秀明監督といえば『エヴァンゲリオン』ですよね。残念ながら日程上、上記の作品は鑑賞できませんでした。本公開を待ちたいと思います。

それではいくつか観たコンペティション部門(映画賞を競い合う部門)の中で印象に残った映画を2作ご紹介します。

『破裂するドリアンの河の記憶』

あらすじ

港町に暮らす高校生たち。勉強に熱心でない主人公は高校生と美しい彼女と森や海沿いを散歩してデートするが、その彼女とはふと連絡が取れなくなってしまう。一方、地元ではレア・アース採掘工場の建設が計画されている。女教師のリムは、建設反対運動に参加しつつ、生徒に歴史を教えているが…。
参照:東京国際映画祭作品紹介『破裂するドリアンの河の記憶』

マレーシアの新鋭監督の青春ドラマに社会問題を絡めたヒューマン・ドラマ。甘酸っぱい青春と強烈な社会問題のメッセージが心をえぐります。

『破裂するドリアンの河の記憶』の記者会見の様子。まさにプレス特権です!生の監督と出演者に会えます。

『草原の実験』

あらすじ
広大な草原地帯。やんちゃな父と美しく優しい娘が、静かで平和な日々を送っている。そんな娘に、ふたりの青年が恋をする。三角関係はやがて、全く意外な方向に進んでいく…
引用:東京国際映画祭作品紹介『草原の実験』

カザフスタンで実際にあった出来事を元に制作されたロシア産の映画。なんと出演者は一切しゃべりません!セリフなしの映画です。それでも観るものを惹きつける牧歌的でとても美しい映像と構成がこの映画にはあります。そしてラストの衝撃的な展開。必見です。ちなみにグランプリは逃したものの、最優秀芸術貢献賞とWOWOW賞の2つの賞を受賞しています。



こちらはSAMURAI賞受賞記念トークショーの様子です。『PFF(ぴあフィルムフェスティバル)』の各賞の受賞若手監督とSAMURAI賞を受賞した北野武監督(左)。さらにゲストとして映画評論家/映画製作者/審査委員のトニー・レインさん(中)と同じく審査委員/カンヌ映画祭代表補佐のクリスチャン・ジュンヌさん(右)。若手の監督からの映画制作に関する質問を北野武監督が軽快でオフレコな毒舌トークを交えながら答えていきました。ちなみに北野武監督の他にSAMURAI賞を受賞したのはティム・バートン監督。今回の会場になった六本木ヒルズではティム・バートン監督によるアートの展示がいたるところにありました。

これも今回の映画祭用に展示されている実物大のパトレイバー!実物大のガンダムもかっこよかったですが、パトレイバーもとても精密でいまにも動き出しそうでした。

残念ながら初日参加することができなかったので一番華やかなレッドカーペットに登場する有名人には会えませんでした。でも映画漬けの三日間はとても刺激的でした。世界中の映画を先取りして鑑賞できるこの映画祭。一般の方もチケットを買えば普通に見れるのもいいですよね!できれば会期中ずっといたかったなあ。

第27回東京国際映画祭

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