大雨に加えて強風まで直撃すると、もれなく壊れるのが傘。今やコンビニでもどこでも手に入るから壊れてもそこまで困りはしませんが、安いのだとあんまり頑丈とは言えなかったり。すぐ裏返しになっちゃったりね。
あの貧弱な骨組みがいけないんですよ、骨組みが。というわけで作ってみました、骨組みなしの傘。
Saは折り紙で作ったような骨なしの傘。素材はラミネート加工紙やポリプロピレンなどの合成素材を利用する予定だそうです。
仕組みはとてもシンプルで、傘の内側についた布(と表現していいのかな)をハンドル部分から押したり引いたりして開閉できるようになっています。例えるなら、ピンボールのレバーみたいな動きですね。
内側の布を手元に引っ張ると傘が閉じ、逆に押し広げると傘が開く感じ。
要は骨組みの動きを内側の素材で再現しているということなのですが、ちょっとイメージしにくいという方は下の動画でその動きを確認できます。
内側の布と連動しているということは、限界まで開いたらそれ以上傘が裏返ったりすることはないってことなのかな。壊れるとしたら、内側の布と外側の布が離れてしまったときでしょうか。
しかも通常の傘と違って突起もないので、小さな子供の場合目を突いてしまったりする心配もしなくて済みそう。
骨のない傘Saは、12月1日までKICKSTARTERでクラウドファンディング中。すでに目標資金の3万ドル(約323万円)は達成しています。耐久性や重さの問題もありますが、こればっかりは使ってみないとわからないところでもありますしね。機会があれば触ってみたいな。
詳細は、こちらから。
The Umbrella Reimagined[Kickstarter]
ヒントは折り紙。壊れ知らずの骨なし傘「Sa」 /(今野愛菜)[ギズモード・ジャパン]