シンガポールのチャンギ空港で、ART+COMによるとてもダイナミックなインスタレーションが行われています。
「Kinetic Rain」と呼ばれるこの作品は、銅でコーティングした美しいアルミニウム製のしずくをとても細いスチールロープで吊るして一斉に動かしているんです。その数なんと608個。さっそく動画をどうぞ。
チャンギ空港グループからの「ターミナルの概念を一新するような作品を」という依頼を受けて制作されたKinetic Rain。
スペースシャトル、ドラゴン、飛行機と雲、バルーンとカイト、ジャンボジェット、群衆、そして雨など、全部で18もの形が表現されています。
実際のインスタレーションの時間は約15分間。その間コンピューターによる制御で、乱れることなくコントロールされるんですって。それにしてもここまで揃うってすごいですね。渡り鳥の群れみたい。
もちろんこのような複雑で美しい動きを成功させるために、ART+COMはテクノロジー、デザインなど分野ごとにチームを結成して多くの努力が行われたんだとか。妥協はしたくないという気持ちが強かったんだそうですよ。
そうした苦労の末にこのインスタレーションが完成したときは、それは大きな感動があっただろうなぁ。観客としてぜひ、間近で見てみたい。いつか日本の空港でもやってくれたら嬉しいですね。
Gorgeous Kinetic Rain Installation in Singapore[MY MODERN MET]