彼女のアートは、お菓子の家ならぬお寿司の街を表現した「SUSHI TOWN」。絵本のような優しい雰囲気を持った作品です。なんだか子どもの頃の自由な発想が生き返ったような、でもどことなくじわじわ来る味わいがありますね。
SUSHI TOWNが生まれたきっかけは、仕事中の待ち時間に描いていた落書きだと教えてくれた佐藤さん。なんとなく食べ物の絵を描いていたら、重ねた大小の寿司が日本家屋に見えてきたんだそうです。
走っているうちにポロッと溢れるいくらのコミカルさに、心がふっとゆるみます。しかもお寿司だけじゃなくて、わさびやバランも登場しているんですよね。
そんな面白いお寿司の世界を描く佐藤さんですが、実はなま物が苦手とのこと。とはいってもお寿司は好きで、特に玉子と納豆巻きが大好物なんですって。回転寿司では玉子と納豆巻きを交互に召し上がられるそうですよ。
何気ない風景から苦手な食べ物で作られた世界をひらめくだなんて、そんなちょっとミスマッチなストーリーもこのSUSHI TOWNのいいスパイスになっている気がします。
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作品についてのお問い合わせ yuriesato0915@yahoo.co.jp
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