結婚して、子供ができて、家族が大きくなって。たどる道は大体一緒でも、相手が違えば全く違う家庭になったかもしれない。この人を選ばなければ、もっと他の人生になっていたかもしれない。
そんな「もしも」な人生を、チェコのフォトグラファーDita Pepeさんがセルフ・ポートレートとして公開しています。
妻として写っているのが、Dita Pepeさん。相手の男の人が住む国の文化や職業、生活スタイルが違うだけで、こんなにもたくさんの人生の可能性があったんですよね。
見知らぬ人に夫役を頼み、時にはPepeさんの娘もポートレートに混ぜて。とてもにこやかってわけではない、どこか無表情で写る彼らはそれぞれが完璧な役割を演じていて、まるで本当の家族みたい。
家族以外と一緒にいる時のように、変な力が入っていないということなのかもしれません。とても見知らぬ人同士が作った家族写真とは思えないリアリティがありますね。
Dita Pepeさんのその他の作品はこちらから見ることができます! 想像すればあんな人生があったかもしれない、こんな生活ができたかもしれないって考えてしまうけど、今の自分がいるのも数えきれないほどの選択を重ねた結果の1つ。そう思うと、なんだか「今」がとても奇跡的なものに思えてきますね。
[DITA PEPE PHOTOGRAPHY]
FEMALE PHOTOGRAPHER IMAGINES HER LIFE WITH DOZENS OF DIFFERENT PARTNERS IN ‘SELF PORTRAITS WITH MEN’[FEATURE SHOOT]
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