アメリカのパッケージ会社Ernest Packagingは、”Ernest Cardboard Chaos Video Series”という動画シリーズで、段ボールの可能性と限界にチャレンジし続けています。
このほど、新たなプロジェクトが公開されていますが、今回の計画をスタートさせたアイデアはきっとこんなものだったのでしょう。
「段ボールで作ったサーフボードで波に乗れるだろうか?」
これはなかなかの難題ではないでしょうか。簡単には成功できそうなイメージが浮かんできませんね。強度的にもそうだし、水に濡れたらやぶれてしまいそう。
ボードの材料になるのは、ハニカム構造状に組まれた、厚みのある段ボール。
これが工房に持ち込まれ、熟練の職人の技で少しずつ形をなしていきます。
細長いボードの形に切りだされました。
ボードを滑らかな曲線にしていく工程。流体力学に則った流線形になるまで、やすりで磨き上げます。それができるのも材料の段ボールが硬く、耐久性にもすぐれているからなんだとか。
その後、形が出来たら薄いポリウレタンのコーティングを施し、透明のファイバーグラスで覆えば完成。
フィンをセットしたら、海へと飛び出します。
結果はというと…。
数人のプロサーファーがこのサーフボードで波に乗りましたが、どの面からも全然問題なし。
形も強度も普通に使われるサーフボードと変わりがなかったということです。スゴイ。
段ボールを利用したパッケージ会社の“本気すぎる”お遊びにしておくのはもったいないくらい。
作るのにかかる費用も抑えられるようなので、発売すれば「欲しい」という人もいるのではないでしょうか。
New Video: Ernest’s Cardboard Surfboard Hits the Waves [Ernest Packaging' blog]