手前の野菜、大丈夫か?
タイの首都バンコクから西に60キロの場所にあるサムトッソンクラームという町。そこのメークロン市場は世界で1番危険な市場として知られています。その理由は1日に8回、市場の真ん中を電車が横切るため。
通常のメークロン市場は、店主と客が値切り交渉をしているような活気ある市場。しかし、電車の接近を知らせる警笛の音が鳴り響くと、一瞬のうちに買い物客は消え、露店の店主たちは屋根や商品を慌てて仕舞い始めます。そして…。
まるで海を割ったモーゼのような光景です。
通り過ぎると一瞬で元通りになる市場の様子も圧巻。市場を横切る電車と言うよりも、線路上に市場があると言った感じです。通り過ぎる速度は時速15kmほどだそうですが、確かに世界一デンジャラスなマーケットかもしれません。
海外旅行に行くと、意外に楽しいスポットが地元のマーケット。このメークロン市場は地元で穫れたライチやドリアン、マンゴーなどのフルーツから新鮮な魚やスパイスまで、タイ料理には欠かせないものがたくさん売られています。
まさにタイのエネルギーが伝わってくるようなマーケットですね。
Maeklong Market, Thailand [MailOnline]
[Espresso Style]
Text by 稲崎 吾郎