フランスのディジョンで活躍する若きデザイナー・Joëlle Bourquin。彼女が制作したのは、およそ6畳(9m;)の空間で、暮らしをもっと楽しむためのプロジェクト、「Millipede」。

「Espace & Partitions」(空間と仕切り)というテーマに基づいて完成した家具は、一見普通のベッドですが、何通りにもその姿を変えることができる「変化する家具」のようなもの。

ベッドは縦にふたつに分けることができるので、一つはソファとして、もう一つはベンチとして使えます。

ベッドの下には収納ケースも備え付けてあり、少し引き出せばちょっとしたテーブルにも。時計や本、飲み物などベッドの横に置いておきたいものを置けるので非常に便利。ちょっとしたアイデアですが、このスペースがベッドの横にあるかないかは重要。

ベッドの他にも、コートハンガーと机も作られていて、ベッドを2つに分けてこの机を真ん中に置けば、ちょっとしたミーティングもできそうなスペースに。または友人、仲間たちがおうちに遊びにきても一緒に同じテーブルでご飯を食べることができますね。

明るい水色バージョンも素敵。

「6畳」ときいてイメージするのは、一人暮らしのアパート。

それは日本でもフランスでも同じなんです。フランスでも、学生は寮に入ったりルームシェアをしたり、または6畳ほどの部屋を借りて住んでいることが多く、その住居スペースの狭さは日本とあまり変わらない。けれど、ベッド、机、ソファはお部屋におきたいと思ったとき、こんな「Millipede」があれば、生活に合わせて、仲間に合わせてスペースを変化することができますね。

Joëlle Bourquin
MILLIPEDE MOBILIER MOBILE PAR JOËLLE BOURQUIN

[Blog Esprit Design]

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