スパイン・バルセロナ出身のJavier Jaén(1983年生まれ)は、その風船を使ってプレイフルなアート作品をつくっています。けれど、普通に風船を「膨らませる」のではなく、しぼんだままの風船を使って。
それが、シリーズ「Bufona」。
アルファベットから数字、それぞれの言語にあるアクセント記号などの150もの文字を、それぞれ色の異なる風船を使って構成しています。
一見、まるでアクリル絵具をチューブからそのまま出したようなアート。
けれど、その正体は誰でも手に入れられる風船。とっくりのようなフォルム、マットな質感、鮮やかな色たちが織りなす新しい「フォント」が素晴らしい。
「The New York TImes」、「The New Yorker」、「The Washington Post」などの媒体、そして「Penguin Random House」などでデザイナーとして活躍し、デザイン学校やワークショップで教鞭も取っているJavier Jaén。
彼の作品は日々、周りで起っていることや、誰にでも起こりえるような日常的な体験を作品の題材としているそうです。
アメリカのコメディアンであるLouis C.K.がテレビ番組で、現代のテクノロジーに対しての批判をユーモアたっぷりに話したときの言葉、「Everything is amazing and nobody is happy」をオマージュした作品「Louis C.K -Everything is amazing and nobody is happy」。
本の装丁や、イラストレーターとして活動していて、「Bufona」以外にも、ソウル・バスやディック・ブルーナ、ポール・ランドを彷彿とさせる作品が多くあります。是非、彼のサイトもご覧ください。
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Javier Jaén [Booooooom]
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