こちらは中国のせっ江省にある、とある学校。LYCS architectureがデザインした、ユニークなグラウンドを持つ学校です。トップ画像からご想像のとおり、上から覗いてみると…
そう、なんと屋上に200mのランニングトラックを持っているんです。こうして敷地を上手に使えば、都心部で小さながグラウンドしか持てない学校でもおもいっきりトラックを駆け抜けることができますね。しかもランニングトラックだけでなく、テニスコートも屋上に設置されていますよ。高いところでやるテニス、爽快感がありそうです。
学校そのものは吹き抜けのようなデザインになっていて、中心部分は体育館のように使うことができます。そしてよく見ると、屋上のグラウンドまでは一気に駆け上がれるように階段ができていますね。いったん下で集まって、そのあと屋上へ一気にみんなで移動!とか、想像するだけで楽しそう。ちょっと騒がしいかもしれないけど。
屋上の安全対策としては、3層の柵が設置されているんだとか。一番高いものは1.8mのガラスバリアだそうで、落っこちてしまう心配はないかな。ちなみにグラウンドも騒音を減らしてくれる構造になっているそうで、学校内で他のみんなが授業をしていても邪魔になりにくい工夫が施されています。
高いところが苦手な生徒にとっては、もしかしたら体育嫌いのきっかけになってしまうかもしれませんが、限られた敷地を有効に使うアイディアとしてはとても素敵。グラウンドに限らず屋上の有効活用って、日本でもより良くできるところがいっぱいありそうだなぁ。
LYCS architecture shapes primary school in china with rooftop running track[designboom]