秋の祭りで私が一度ぜひ行ってみたいと思うのが、米アイダホ州で毎年10月に開催される“Trailing of the Sheep”というイベントです。
主役はsheep、そう羊です。
“Trailing of the Sheep”はアイダホ州ブレイン郡のケチャムを中心とした会場で行われます。
ケッチャムは山脈の合間を縫うように走るハイウェイ77号上にある小さな町です。Google Map上でも、もう少し行けば山の色(緑)の中。
都会から離れた町のフェスティバルですが、MSN travelの「世界の秋のフェスティバル・トップ10」に選ばれるなど、海外での注目度はなかなか高いようです。
フェスティバルは150年以上にわたりアメリカ最大のウール生産地だった地域の歴史や文化を祝うもの。
羊の畜産を始めるにあたり貢献したバスク人やスコットランド人、ペルー人にもスポットが当てられています。
イベント内容も、ウールの即売会やシープ・ワゴンの展示、牧羊犬にふれあれるコーナーなど羊にかかわるものがほとんど。
ネバダ州で羊を育てる牧場主の講演なんていうディープな催しも。
でも、このイベントの一番の目玉は、なんといっても毎年最終日に行われるパレードです。
2000頭を超える羊がケッチャムのメインストリートから冬の放牧地へと大移動します。
民族大移動です。時々渋滞してしまいます。
牧羊犬もパレードに参加。
スコットランド系の人たちのバグパイプの行進も見どころ。
バスク系や、ペルー系、ポーランド系の人々のグループも登場します。小さな参加者がいますね。
羊追いのデモンストレーションです。
お土産も忘れないように。
近くまで行く機会があったらぜひ立ち寄ってみたいですね。今年は10月9日から12日まで。
イベントでは羊の料理も出されていますが、驚かないようにしましょう。
逃げないように見張っているのでしょうか。
[Trailing of the Sheep Festival]
Trailing of the Sheep set for Oct. 9-12 [Idaho Mountain Express]