2014年も気づけばあと少し。
各メーカーから早くも2015年版の手帳やカレンダーが発売され始めました。
昔、「日本のタイポグラフィックデザイン」(監修:松岡正剛、田中一光、浅葉克己、1999年・株式会社トランスアート発行)という本を古本屋で購入しましたが、その本のサブタイトルが「文字は黙っていない」でした。
イラストや写真がなくても、人はきちんとデザインされたタイポグラフィ(文字)を見れば、それが何を言いたいのかを感じることができる。つまり、その文字には理由があるということなんだと思います。
「Typodarium 2015」を見ていると、そんなことを思い浮かべました。このカレンダーは、当サイトでも以前紹介した「Typodarium 2014」の2015年版。
あれから一年、今年も世界中のデザイナーによってつくられたタイポグラフィが選ばれ、365日分の日めくりカレンダーとなりました。
2014年版はブルーを基調としたカレンダーでしたが、2015年版はポップなイエロー。
元々、タイポグラフィは西洋の活版印刷から始まり、人々に読みやすいように、文字と文字の間隔、文字の大きさ、書体が組合わさったもの。そのはるか昔から始まったタイポグラフィの歴史は、現在でも私たちにとって情報が伝わりやすいようにデザインされ続けています。
「Typodarium 2015」は、言わば2014年に生まれたデザインが集まっていて、1枚1枚表面には日付、そして裏面には使われているフォントについてのデザイナーの思入れや、歴史などが書かれています。
既存のフォントではなく、新しく生み出されたフォントで構成されているので、見ている方も毎日が楽しくなりそう。
まだ2016年版の募集ははじまっていませんが、気になる方はこちらのサイト「Slanted」をチェックしてみてください。
こちらから購入できます。サイズ:8,5 × 12 cm。
For Typography Geeks: A 2015 Calendar Showcasing A New Typeface A Day[Design Taxi]