こちらはアメリカのアーティストRoxy Paineさんの作品。
上の写真は多くの人が一度は見かけたことがあるものなのですが、何だか分かりますか?
答えは、空港のセキュリティチェックの機器。しかもそれを、メープルの木で実物大に作り上げているんです。
アルミニウムなども一部使われているようですが、見た限りではほとんど木って感じですね。
わざと斜めの空間にすることで、大きな空間を小さく圧縮。トリックアートみたいな感じなのでしょうか?
ゴムのゆらめきなど、ここまでリアルにできていると、何だか魔法で時が止まった空間を見ているような錯覚に陥りますね。
これらRoxy Paineさんの作品は、現在ニューヨークのマリアンヌ・ボエスキー・ギャラリーで展示されています。このセキュリティゲートの空間の他にも、複雑な機械を表現した「Machine of Indeterminacy」や、実験している机を再現した「Scrutiny」も展示されているそうですよ。
いずれも主に使われた素材は木。時間を切りとったような優しくてマジカルな作品だけど、制作にどのくらいの木が使われたのか、ちょっとだけ気になるかな。
[ROXY PAINE]
roxy paine carves life-sized airport security checkpoint from wood[designboom]