ロサンゼルスをベースに活動するアーティスト、マイク・スティルキーさんは2006年より人々や動物の夢のようなイラストを、図書館から処分された本の背表紙をキャンバスに描きつづけているんです。
ほとんどの図書館は何千もの本を所有していて、捨てられる運命にあるものが多いんです。
マイクさんはそう語ります。本は繋ぎ合わせるためにグルーが使われておりリサイクルすることができません。マイクさんはそんな本たちに『第2の人生』を与えることにしました。
中には本を3000冊使い、高さ7メートルに及ぶ作品もあり、その作品は世界中のいろんな展覧会で引っ張りだこなのだとか。
本に絵を描いていくことは、物質の歴史に多くの意味を足していくことだとマイクさんは言います。
私は誰かのストーリーに自分のストーリーを足していっているんです。もちろん本自体もどこで誰に読まれたかというストーリーを持っています。私の作品は物語の上に物語を描いているんです。
Mike Stilkey’s paintings on salvaged books[the guardian]
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