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手作りの「ふかりんとう」はひとつ食べると、次々食べたくなっちゃうよ

2014/08/30 12:00 投稿

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ついつい手がのびてしまい、気が付いた時には一袋ペロッと食べてしまっていた。そんなおやつに出会ってしまった経験、ありませんか?

先月、さくらんぼ狩りに山形県の東根に行った時、久々にそんな魅惑のおかしに出会ってしまいました。



「ふかりんとう」は、くるま麩に黒糖をコーティングしたお菓子。しつこい甘さはなく、お麩の味わいを感じることができ、一つ食べるともう一つと、どんどん食べたくなるかりんとうです。

手作り感たっぷりのフォルムも愛らしい。「うちは大量生産ができないからあまり口コミはしないでね」とお店の方に言われたのですが、ますますみんなに伝えたくなってしまうこの手作りの味。



我が家では大量に購入してきたので、お友達が遊びに来る度にリボンに通してテーブルに登場します。

お茶でも紅茶でもコーヒーにも合う、不思議とファンが増えていくおやつです。



写真を撮ってるそばから2歳の娘がつまみ食い!

手作りで、素材も安心安全の確認済。卵と乳のアレルギーを持つ娘には貴重な一品です。



大ファンになってしまった「ふかりんとう」を作っている文四郎麩さんは山形県の東根六田地区で江戸時代から麩の製造を続けている老舗。

六代目主人に文四郎のお麩について伺い、私の心に残ったポイントは「水」「小麦粉との配合」「グルテン」の3点でした。

敷地内に湧く六田水は一年を通じ温度が一定で不純物が少なく、無味無臭。地層をゆっくりと流れ、濾過されながらやってきた、やわらかくやさしい飲み口の水です。この良質な水と小麦粉の配合が他の土地のお麩とは異なるため、ふっくらとした焼き上がりのきめ細かで軽いお麩が誕生するとのこと。

一般的なお麩はグルテン10に対し小麦粉を10~15混ぜますが、文四郎のお麩は小麦粉を0.5程度しか混ぜません。少ししか小麦粉を混ぜないからこそ、均等に焼き上げるために、技術、コスト、手間がかかります。また、お麩の原料となるグルテンは小麦粉と水を混ぜて生地を作った後、水を23回以上も取り替え、洗い出すことにより生み出されるそう。

この「小麦粉との配合」「グルテンづくり」を、先代からしっかりと受け継いでいる文四郎麩さんのふかりんとう。ぜひたくさんの方に味わってみてもらいたいです。

もちろん「やき麩」や「なま麩」、その他のお菓子「麩まんじゅう」や「ふどーなつ」も美味しいですよ。

文四郎麩

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