グラフィカルな世界を、リアルな空間へ。



ベルリンを拠点に活動する韓国のアーティストJeongmoon Choiさんによる、UVを反射して光る糸を使ったルームインスタレーションに、電脳支配されそう…。



3D空間を生み出し、まるでコンピューターグラフィックスの世界に紛れ込んだかのような印象を与えてくれます。





光の線によって作られたその壮大な立体建築的空間を、 パリのGalerie Laurent Muellerで実際に体感することができます。

複雑に編み上げられたかのようなマトリックスジオメトリーの広がりは、「生きている実感」からは程遠い、精神的迷子になったかのような無機質な世界観を与えます。






それが蛍光の線でできていることは分かっているのですが、そこに表われている立体的な表現から、視覚的にあたかもそこに別の次元が存在するかのような錯覚すら与えています。




CGの世界が現実と区別が付かなくなってきた時代になったと思ったら、現実世界がCGと区別できなくなってしまうようなアートまで生まれていたのでした。

もはや何がリアリティーなのか、と。

Spectacular UV Light and Thread Installations

[MY MODERN MET]

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