ここまで手軽なものが実用的なんだよね。
WHO(世界保健機関)によれば、毎年340万人もの方が真水の不足から来る様々な理由で命を失っているのだとか。
そこで、ドイツの学生Jeremy Nussbaumerさんが開発した、真水変換フィルターキャップ「DrinkPure」。ペットボトルに取り付けるだけでいいという、説明書すら要らないシンプルな使いやすさで、バクテリアや他の不純物をろ過し、飲み水にしてくれます。
フィルターは多層膜構造になっているそうです。まず汚水が「プリフィルター」を通ると粒子や泥などの固形物が取り除かれます。次の層の活性炭素が化学物質、重金属、臭気を取り除き、最後の気孔層でバクテリアをフィルムに吸着してくれるのだそうです。
生産コストも高くなく、後進国の中でも十分に作れるということで、困っている国はもちろん、旅行者が安全な水を得るにも便利。飲み終わったペットボトルに、その辺で水を汲んでDrinkPureを蓋の代わりに取り付ければ、もうそれで直接飲めるんです。
現在、クラウドファウンディングにて資金調達中ですが、目標額はすでに達成済み。まだまだ集まりそうですね。
以前にルーミーで紹介したサバイバル用「真水ストロー」に続き、これは多くの人々を救いそうです。
DrinkPure filtration device brings potable water where needed [via designboom]
DrinkPure – A novel water filtration device [via indiegogo]