なんだか夢に出て来そうなシュールな作品です。

フロアーを全部、樹木に占領されてしまったかのような、不思議なインスタレーション作品「Transarquitetônica」。





ブラジル、サンパウロを拠点に活動し、オーガニックなデザインを特徴とするアーティストHenrique Oliveiraさんは、サンパウロ現代美術館のワンフロア―をこの巨大なインスタレーションで埋め尽くしてしまいました。





その内部は、まるで巨大な木の根っこの中。

腰を屈めて動かなければならないサイズですが、ちょっとした冒険気分で楽しそう。



建築現場で使い捨てされる板材を使い、それらを「樹」の状態に再生するかのようなアート。薄い木の板からはイメージしづらい、自然の力と偉大さを感じさせるのではないでしょうか。



この方、以前にはパリの美術館で柱と梁をオーガニック化してしまっています。そっちも凄かった。

「Transarquitetônica」は今年11月まで展示されているようです。

Travel Through Trees: Root-Like Wooden Tunnel Installation

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