言葉ではうまく説明できないけれど、廃墟を見るとなんだか子どもの頃に感じたようなワクワク感や冒険心を思いだすことってありませんか?かつて活き活きとしていたはずの場所が今や放置され不思議な雰囲気で自然と共存している。そんなちょっぴり不思議なロマンを感じさせてくれる、過去にリゾートホテルだったけれど今や廃墟と化した場所を世界中から紹介したいと思います。
サンジ・ポド・シティ -台湾-
なんだか近未来型のこのリゾートホテル、実は完成する前に朽ち果ててしまったホテルなのだとか。UFOハウスとして知られるこの建物は1978年に建設がスタートし、当初アメリカ軍で働く人々の別荘として活躍することを狙っていたようなのですが、建設現場で不審な死亡事故が続いたこと、さらに資金不足が起こってしまい1980年に建設がストップしてしまったのです。以降2010年まで放置され続け、現在は完全に取り壊されウォーター・パークを建設予定中だとか。
プエンテ・デル・インカ -アルゼンチン‐
かつては人気の温泉リゾート&スパとして栄えたエリアで今は亡きトランサンディン鉄道によって観光客たちはこの場所へとやってきていました。しかし今では駅は博物館になり、温泉は枯れてなくなってしまったそう。
プロラ・ナチ・リゾート ‐ドイツ‐
1936年ナチス政権がドイツを支配していた頃、ドイツ北西部の島に建設された約2万人収容できる家族向けのビーチリゾートホテル。第二次世界大戦終了後には避難民と女性補助員たちの家として使われていたという様々な歴史を持つこのホテルは、現在では旅行客たちの観光スポットして活躍中。
摩耶観光ホテル ‐日本‐
1929年にオープンし、閉鎖&再開を繰り返しながら1995年まで営業を続けてきたこのホテル。第二次世界大戦中には天井に爆弾を落とされたことにより一部が崩壊。一時営業を停止せざる負えなくなるも、なんとか営業を再開しその20年後台風によって完全に崩壊することになったそう。それでもなお、驚きの復活を帰し、20世紀のラストは学生の研修センターとして使われていたけれど1995年に完全に閉館することになり、今はひっそりと森の中にたたずんでいるそうです。
いかがでしたか?もう泊まることは出来ないけれど、当時その場に居合わせた人々のワクワクした声が聞こえてきそうでしょ?
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