手書きの温かさは、デジタルの時代だからこそ感じられる大切なもの。
格好いい、可愛いフォントがたくさん作られても、必ず誰かは温かさを求め『手書きフォント』を作っています。
その『手書きフォント』を、会社を挙げて本気で作ろうとしているのがフランスを拠点とする世界有数の筆記具メーカーBICです。
『Universal Typeface Experiment』と名付けられたこの計画。世界中の誰もが参加可能で、自分の書いた手書きの文字をウェブからBICのデータベースに登録します。
集められた手書きの文字を、ソフトウェアで計算し平均化することでBIC社の考える最も普遍的な手書きフォント、その名も『BIC』を作っていくのです。
フォント『BIC』は7月13日現在、世界122カ国から集まった1000000以上の手書きの文字をベースに出来ており、これから更に登録数を増すごとに変化していくのでしょう。
7月13日現在のフォントはこんな形。
思いのほか綺麗に整形されたフォントです。平均化すると正しい形に近づくのかもしれません。この計画は8月まで手書きの文字の登録を募集しており、最終的にはフリーフォントとして配布する予定とのことです。
果たしてどんなフォントになるのか。とても楽しみですね。
BIC – Universal Typeface Experiment